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おもしろ石川倶楽部

ふるさと石川の隠れたスポットやグルメ、人、話題を紹介しています。この番組ではリスナーの皆さまからの情報を募集しています。あなたがオススメする石川のグルメ、スポット、人物、話題を番組までお寄せください。
<提供:石川県>

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放送時間

土曜 09:55 - 10:00

パーソナリティ

朱彌
Aya

CONTENT

おもしろ石川倶楽部 放送内容一覧

2022/12/03(土)放送

加賀野菜の一つ「くわい」。くわいは里芋に似た丸い形に、先のとがったくちばし状の芽が生えた野菜。つやのある美しい青みを帯びた色をしていて、古くから作られる伝統ある特産物。ゆり根に似たほろ苦さとほくほくした食感が特徴でミネラルとカリウムが豊富で、熱を加えてもその栄養素がほとんど消えないので、煮物や揚げ物に最適。普段あまり使われない野菜だが、芽がにょきっとつきだしたような見た目から、「芽が出る」にかけて、縁起物として重宝されている。

加賀市の「片野鴨池」。石川と福井の境にあるこの場所は、毎年11月上旬から2月末をピークに、数千羽のガンやカモなどの水鳥が越冬のためにやってくる。貴重な水鳥が数多く生息するということで、平成5年には「ラムサール条約」にも登録されている、国際的にも重要な場所。この片野鴨池周辺で、江戸時代から受け継がれている伝統猟法が、「坂網猟」。元々は武士の鍛錬として始まったとされていて、坂網と呼ばれる全長約4mもある、Y字型の網を使って行われ、夕暮れ時に池の周囲に身を隠して、池からカモが飛び立つ時を狙い、大きな網を真上に投げて捕えるという、とてもめずらしい猟法。鴨が一斉に飛び立つタイミングは夕方だけなので猟ができる時間は1日のうち30分ほどしかない。

2022/11/19(土)放送

奥能登一帯で作られている特産品、「能登大納言小豆」。大納言というのは小豆の種類の一つで、珠洲市、輪島市、穴水町などで栽培されている大納言小豆を「能登大納言」と呼んでいる。能登大納言は粒の大きさと鮮やかな赤い色、そして風味の良さが特徴で、最高級品として知られる、丹波産の大納言小豆にも引けをとらない品質と言われている。能登の大納言小豆栽培の歴史は古く、江戸時代中期には生産が行われていたという記録が残っていてその後、全国で活躍していた奥能登の酒造り職人、「杜氏」が他の土地の大納言小豆を持ち帰り、それらが交配して現在の品種になったとされている。

2022/11/12(土)放送

金沢の中心にある金沢城公園。ここで11月の土日に「五彩提灯回遊路2022」というライトアップイベントが行わる。金沢市民のお祭りである「提灯行列」を思わせるような伝統と現代アートが融合したライトアップイベント。園内を回りながら光の演出を楽しむことができる。「五彩提灯回遊路2022」は鼠多門前で提灯を受け取るところからスタートする。実はこれ、灯りの色が、歩く場所によって加賀五彩に変化する。加賀五彩とは、藍、臙脂、黄土、草、古代紫の5色で、加賀友禅の基調になっているといわれる色のこと。変化する提灯はもちろん綺麗ですが、コース内のライトアップも見もの。

2022/11/05(土)放送

能登には数多くの「祭り」があるが中には風変わりなお祭りもあり、そのひとつが「いどり祭り」。来年の豊作を祈願するお祭りで、名前にある「いどり」とは能登の方言で「けなす」、「難くせをつける」という意味。毎年11月7日に、能登町鵜川の菅原神社で行なわれ、6つの町内が交代で当番となり、男子のみで直径1.2mの大鏡餅、丸型小餅などを作り、その餅を神前に供え、来年大鏡餅を造る当番をもてなす。もてなされたほうは作られたお餅について色、形、大きさなどについて難くせをつける。これに対して当番は弁明するが簡単に治まらないので神主が仲裁に入って場を収めるが、いどりと弁明はユーモラスで見る人の笑いを誘う。

小松市は、九谷焼や小松瓦などの伝統的な工房や、全国的にも有名な建設機械、繊維の工業メーカーなど様々な産業がある街。そんな小松で11月3日から6日にかけて開催されるのが、「GEMBAモノヅクリエキスポ2022」。小松市内の35社の工場や工房で開かれるオープンファクトリーイベントで、各工場や工房を見学することのできる見学プログラムがある。九谷焼の窯元や、自動車機械部品の工場、機械が自動でスムーズに動く、トマトの選別現場など、普段立ち入ることのできない場所を見学することができる。そして実際に現場でプロから教わりながら、手を動かすことができる、ワークショップ型の「体験」プログラムも行なわれる。

石川で作られているカボチャにはいろいろな種類があるが、有名ものの一つが加賀野菜でもある、「打木赤皮甘栗かぼちゃ」。戦後、金沢の安原地区を中心に栽培が広まり、その名の通り皮が鮮やかな朱色で、玉ねぎのような円錐形の形をしているのが特徴。煮物やスイーツなどいろいろな食べ方ができるが、夏野菜なので、既に旬は終わっている。これからの時期食べることのできるのが、「能登カボチャ」。かぼちゃは能登を代表する特産野菜で、年間約1500トンが出荷され最もポピュラーなのが「えびす」という品種。見た目は普通のカボチャだが、その特徴の一つは栽培時期。全国的なカボチャ産地である、九州と北海道の出荷時期の間を狙って、夏の他に10月~12月にも出荷している。

宝達志水町、押水地区を中心に生産されている特産品が「花木」。「花木」とはあまり聞きなれない言葉だが花が咲く木のこと。押水の花木は、生け花やフラワーアレンジ、クリスマスリースなどの材料として使うために生産されている。赤や黄に色づいた枝や、金や銀にペイントした枝は、大手量販店の花束などにも使われていて、意識したことはなくとも多くの方が目にしたことがあるはず。宝達志水町で「花木」の栽培が始まったのは昭和45年ごろで様々な品種が栽培されているが、中でも力を入れているのが、寒くなると枝が赤くなる「サンゴミズキ」という品種。元々は徳島が原産だが、寒くて雨が多い石川で育ったサンゴミズキは、色づきが早く、艶もあり、評価が高い。

七尾の市街地からほど近い丘にお寺が集まる地域がある。その名も「山の寺寺院群」。山の中にさまざまな宗派の寺院が混在している珍しいスポット。各寺には個性的な特徴や歴史が多くあるが、その中の一つ、妙観院は建物がユニークで変わったかたちの岩や池もある。また、伝説の多い寺院で、七不思議のおもしろいエピソードを辿りながらお参りができる。その他にも前田利家が創建した長齢寺やキリシタン大名を匿ったとされる本行寺など個性あふれるお寺がある。「瞑想の道」と呼ばれる各寺院をつなぐ散策路もありそのため寺院巡りをする人も多く、市民の憩いの場にもなっている。

能登は一年中、きのこが採れる地域。それは生活の身近に山があり、林業が盛んな地域だからです。かつては1、000種類もの天然きのこが自生していたといわれている。特に秋には様々な品種が取れるため、能登はキノコの宝庫。中でも松茸は質が高くて人気。その松茸と同じくらい人気なのが能登の、「コノミタケ」。これはホウキタケというキノコの仲間で、白い珊瑚のような形をしている。見た目もさながら、一番の特徴は甘く香ばしい香りでマツタケの倍もするといわれている。食感はサクサクと歯切れがよく、焼いたマツタケに似ている。あらゆる料理に合い、中でもお肉との相性がよく、地元の方はすき焼きや鍋などに入れて楽しんでいる。

2022/09/24(土)放送

金沢市野町にあるお寺、香林寺。ここは、1651年に建立された由緒あるお寺だが又の名を「願掛け寺」という、パワースポットとしても有名。願掛け寺と言われるだけあって、いくつもの「願掛け法」があるが、そのうちの一つがお寺の庭にある「幸福の道」。「幸福の道」の願掛け方法は独特で、お寺の庭の道を叶えたい願い事を書いたタスキをかけて3周歩き、3周目で自分の「干支」の像にそのタスキをかけることで願いが叶うのだとか。そして、この香林寺で、今見頃を迎えているのが「白い彼岸花」。彼岸花というと赤の印象が強いがこの香林寺は、国内有数の「白い彼岸花」の群生地。およそ9000~10000本の花が一面に咲き誇る様子はとても美しく幻想的。

宝達志水町は県内最大のイチジクの生産地で50軒ほどの農家が栽培している。一口にイチジクといっても色んな品種があり、宝達志水町でもさまざまなものが栽培されているが、その中でも貴重なのが黒イチジク。その名も「黒蜜姫」。「黒蜜姫」というのは2020年に公募で名付けられたブランド名で、正式な品種名は「ビオレソリエス」という、フランスが原産のイチジク。普通の物と比べて色が濃い紫色で黒く見えることから、「黒イチジク」とも呼ばれていて、通常のものより糖度が高く、果肉に弾力があって粘りがあるのが特徴。シーズンになると「黒蜜姫」を使ったスイーツなども販売されていて、美味しい上に美容と健康にも良いということで人気となっている。

2022/09/10(土)放送

石川県を代表する水産物の一つ「甘エビ」。しかしこの甘エビより甘く濃厚とされ、地元金沢で愛されているエビそれが「ガスエビ」。ガスエビは殻が茶色で見た目はそれほど良くありませんが「味は極上」と言われ、その種類もさまざまで、石川ではクロザコエビとトゲザコエビの2種類がある。しかし、なぜ甘エビは有名なのに、ガスエビはあまり知られていないのか。それは他のエビに比べ鮮度が落ちるのが非常に早く、流通させるのが難しい為。そのため、地元でも水揚げされた日しか出回らないことから「幻のエビ」と呼ばれている。

加賀毛針は、針にキジや孔雀の羽 漆、金箔、などが巻かれた用と美を兼ね備えた工芸品。藩政時代、武士が 鳥の羽を縫い針に巻いて釣りをしたのが始まりと言われている。江戸中期、加賀藩は百万石の規模があり江戸からは、油断をすると攻め込まれるかもしれないと危惧され監視されていたため武芸の鍛錬ができない状態だった。藩は武士の士気を低下させないため、心身鍛錬という目標を掲げ、「魚釣り」を命じた。魚を釣るには、忍耐力と集中力も必要になるので心身共に鍛える絶好の方法が、釣りと考えた。しかし、毎回餌を付け替えるのがとても面倒。付け替えなくて済む方法は無いかと考え、縫い針を折り曲げて羽を巻きつけた毛針が誕生した。

2022/08/27(土)放送

白山市美川地区は、良質な伏流水が数多く湧き出している。「伏流水」というのは、簡単にいうと川の下、地下を流れる地下水のこと。白山から流れる大量の雪解け水が、手取川の地下を通り、その扇状地に位置する美川地区で豊富に湧き出る。地下深くを流れる水は、100年以上の時間をかけてゆっくりと湧き出ているものもあるという。美川地区に自然に水が湧き出る場所は100箇所以上あるとも言われ、美川のまちなかにある「お台場の水」、安産と書いて「やすまる」と読む安産川沿いに湧く「安産銘水」、かつて蓮の花が一面に咲いていたという「蓮池の水」などの水汲み場がある。

能登半島の中央に位置する能登島。七尾湾の穏やかで透明度の高い海に、野生のイルカの家族が棲み着いている。2001年ごろから姿が見せていて、徐々に家族が増えて現在では十数頭が確認されている。運が良ければ海岸からでも観察できるほか、イルカウォッチングや一緒に泳ぐイルカスイムなども行われていて、能登島の名物となっている。このイルカたちはミナミハンドウイルカという種類で、本来はもっと南の、暖かい海に生息していて、冬に水温が下がる能登の海は、イルカにとってはちょっと寒いはずだが、能登島周辺は外敵が少なく餌の小魚が豊富で子育てなどにちょうど良かったので住み着いたのではと考えられている。

2022/08/13(土)放送

小松市は農業が盛んに行われている。野菜では特にトマトの生産が盛んで、北陸では小松市が最大の産地で年間約1500トンの生産量を誇っている。たっぷりと太陽の恵みを受けて丁寧に育てられた小松トマトは、ただ甘いだけではなく、果肉が柔く、程よい酸味と甘みのバランスの良いトマトになる。変わっているのが栽培方法でお米の「もみ殻」を使った栽培が主流となっている。地面に苗を植えるのではなく、もみ殻を入れた容器に植え、液体の肥料を与えて育てるそう。そのまま食べても美味しい小松トマトだが、料理やお菓子など様々な加工品としても、注目を集めています。中でも「小松トマト」を使ったカレーは特に人気がある。

ひがし茶屋街に隣接する町、観音町にある長谷山 観音院。名前の通り、観音様を祀ったお寺。ここで本日『四万六千日』の法要が行われる。この日は御本尊が御開帳され、参拝をすることが出来る。この日にお詣りをするとどれだけのご利益があるのかというと何と46,000日分のご利益があるといわれている。年数に直すと126年分、つまり一生分はご利益を得ることができる。そして、この日は観音町やひがし茶屋街で軒下にとうもろこしが吊るされているのを見かける。これは門守と呼ばれる風習で魔除けの効果があるものを軒先に飾って、家内安全を祈念するというもの。

自然の涼しさで癒されること間違いない石川の滝スポットの中から能登にあるものを二つご紹介。まず初めに紹介するのは中能登にある不動滝。元々の名前は「熊野滝」と呼ばれていたが、滝つぼの横に不動尊が安置されていて、滝手前の広場にも不動堂があることから、「不動滝」と呼ばれるようになった。もう一つは、輪島市にある、男女の滝と書いて「なめたき」。ここは県道38号線沿いにあり、車でアクセスしやすいスポットで、その名の通り、2本の滝が夫婦のように寄り添って流れ、やがて1本の滝になる。とても大きな滝だが比較的緩やかに水が流れていて、場所によっては滝滑りなどの水遊びをすることもできる

土用の丑の日は『う』のつくものを食べると縁起がいいと言うことで、「うなぎの蒲焼」を食べる風習が一般的。しかし、金沢周辺で食されている食べ物は、「どじょうの蒲焼」。全国的には「どじょう」はそこまでメジャーではないが、金沢では夏の名物として昔から親しまれている。串に刺したドジョウにタレをつけてしっかり焼くことで、頭から尻尾まで、骨もついたまま丸ごと食べることができる。カルシウムや鉄分などの栄養も豊富な、夏のスタミナ食。金沢で「どじょう」を食べるようになった由来には諸説あるが、始まりは明治初期の頃弾圧されていた長崎のキリシタンの人々が卯辰山まで流され、彼らが田んぼでも獲れる「どじょう」を蒲焼にして売り歩いたのが始まりと言われている。

2022/07/16(土)放送

金沢市の神宮寺にあるお寺「持明院」は、ハス寺と呼ばれ境内にあるハス池は、夏にたくさんのハスの花を見ることができる。ここにあるハスは普通のものとは違う。持明院には「妙蓮」という品種が生い茂っているが、実はこの品種、持明院を含め全国でも二箇所でしか目にすることができない。普通のものとどんな違いがあるかというと、一つの茎から複数の花が咲くということ。つぼみの時は普通のハスと同じで茎に一つのつぼみを付けるが、外側にある大きな花びらが散ると、中から2~8個の花が咲き、その後は花びらが2,000~5,000枚にもなり、最終的には自立できないほどのボリュームになるところが特徴。

七尾湾に浮かぶ、能登島。のどかな風景がひろがるこの島には、人気観光スポットの「のとじま水族館」もあるが、「ガラス」の観光スポットとしても有名。そんな能登島のガラス工芸の一つが、のと風鈴。能登島で作られる「のと風鈴」は、一般的な風鈴と比べると、ガラスを薄くやや縦長に伸ばして作られていて、音が遠くまで響くのが特徴。透明なガラスに、ピンクや緑、黄などの色が混ぜてあり、とっても涼しげな雰囲気。風受けの部分に、能登伝統の高級麻織物、「能登上布」を使ったものもある。

七尾湾は日本海側で最も大きい内湾で、寒流と暖流、二つの海流が交わるためたくさんの種類の魚介類が漁獲される。そんな七尾湾でもあまり採れない為、出回ることが少ない貴重な貝が、「赤西貝」。大きさが最大で15センチになるものもある巻貝で、地元漁師たちの中では「にし」と呼ばれている。身は名前のとおりの赤い色をしていてその鮮やかな色合いから「北陸の海のルビー」とも言われ、コリコリとした歯ごたえと、口いっぱいに広がる磯の香りが特徴で地元のお寿司やではこの貝を使うお店もあり、観光客にも人気のネタになっている。

7月1日は氷室の節句と呼ばれることもあり、金沢周辺ではこの日に「氷室まんじゅう」という酒饅頭を食べる文化がある。無病息災を願って食べられる縁起菓子で、見た目は丸い普通のおまんじゅう。氷室饅頭の「氷室」というのは、冷蔵庫なんてまだ無かった頃、冬の間にふり積もる雪を氷として使うために保存していた場所のこと。その貴重な氷は幕府への献上品で、暑くなるこの時期に持って行ったが、今とは違い当時の江戸への道のりは大変。道中の無事を祈ってお供えしていたものが市民に広がり、季節の習慣として残ったという説などがある。

2022/06/18(土)放送

北陸三県は大麦の生産が盛んな地域。主に栽培されているのは「六条大麦」で、県内では小松市が最大の生産地。「六条大麦」は麦茶や麦ご飯の原料として使われることが多い品種で、これまでは県外に出荷されることが多かったため、「ちょっと隠れた特産品」だったが、世界的にも有名なパティシエの一人も「石川県にこんな素晴らしい大麦があることが奇跡」と大絶賛。洋菓子の素材として使うことのなかった大麦を使用した「大麦バウム」の開発に成功。大麦を使用することでやわらかな食感になり、たちまち小松銘菓の一つになった。近年では「地産地消の食材」として、様々な加工品に使われるようになり、食パンやおまんじゅう、スープやハンバーグ、大麦を使った味噌もある。

金沢市花園八幡町にある「波自加彌神社」。ここは全国で唯一香辛料の神様を祀っている神社。この神社で6月15日におこなわれるのが「はじかみ大祭」。これは参拝した人の一年の無病息災を祈るというもの。変わっているのが奉納品、全国から集まった生姜や香辛料を使った商品が拝殿に並ぶ。この変わった祭り、始まりは奈良時代の出来事がきっかけ。当時日照りに見舞われていた時、今でいう知事にあたる人が雨乞いのため、波自加彌神社で祈願を続けておよそ一ヶ月が過ぎた頃、近くから水が湧き出てきた。人々は感謝し供え物をしようと思ったが、長く続いた日照りのため供えるものが見つからず、日照りでも自生していたショウガを供え物として献上した日が6月15日だったため、毎年この日に祭りが行われるようになった。

「吸坂飴」。あまり聞き慣れないこのお菓子は、加賀市の吸坂町で作られていることにちなんで名付けられた。吸坂町でおよそ360年にわたって伝わる飴で、昔から栄養補給や滋養強壮の食品として、子供からお年寄りまで広く親しまれてきた。江戸時代、大聖寺の城下町と温泉街をつなぐ道の途中にある吸坂町に茶店ができ、この飴が振る舞われたのが始まり。当時はメインストリートに27〜8軒の飴屋が立ち並ぶ旅人御用達のスポットで、飴を頬張りながら目的地へ向かう人もいたという。材料は米と麦のみで砂糖などの添加物を一切使ってないにもかかわらず、上質なキャラメルみたいな軽い舌触りと弾力のある食感が特徴。

2022/05/28(土)放送

日本人の心に打ち響く楽器として広く愛されている和太鼓。石川の伝統工芸の一つでもあり、特に口径3尺以上の大きな太鼓の全国シェアはおよそ70%を誇る。石川の太鼓造りの歴史は、江戸時代に加賀藩主が革細工の名人と言われた佐衛門五郎を金沢に招いたのが始まりと言われている。太鼓にも色々な種類があるが、代表的なものが長胴太鼓。木でできた胴に革が張られたという素朴な作りで、ぱっと見どれも似たような形をしているが、実は普段は見ることのない胴の内側に秘密があり、内側は空洞になっているだけではなく、木彫りで模様がつけられてるが、それによって音の響きが繊細に変化するところが職人の技の見せどころ。

2022/05/21(土)放送

白山市美川地区。この地域にある藤塚神社とその周辺で行われているのが「おかえり祭り」。これは江戸時代中期ごろから続くお祭りで、地域に根ざしたお祭り。まず藤塚神社から祭りの始まりの合図として「招集ラッパ」が鳴り響き、豪華絢爛な神輿、13台の台車、獅子舞やラッパ隊が共に町内を練り歩く。この時に注目して欲しいのが格好普通のお祭りのように法被姿ではなく、ラッパ手も、台車の引手も、神輿の担ぎ手も、紋付袴姿の凛々しい姿をしていること。2日目は夕方にお旅処から出発し、藤塚神社へと戻っていく。その時に通る道は「おかえり筋」と呼ばれ、このお祭りの名前の由来になっている。

2022/05/14(土)放送

珠洲市の仁江海岸。平らな岩場が広がり、夕日の綺麗な景勝地としても知られているが、古くから伝わる揚浜式の製塩で塩を作っている全国唯一の場所として有名。この揚浜式製塩は能登の伝統技術だが、とても手間のかかる製法。まず、海水を大量に汲み上げて砂浜に均等に撒き、8時間ほど乾燥させる。その砂を集めて更に海水をかけて塩分濃度の高い「かん水」を作り、更にかん水を計23時間以上じっくりと煮詰めて塩の結晶を取り出す。そこから4日間寝かせて「にがり」を取り除き、不純物を手作業で取り除き、ようやく揚浜式の塩は完成する。

2022/05/07(土)放送

白山市鶴来地区にある、標高およそ650メートルの高原、「獅子吼高原」。主に山麓の「パーク獅子吼」、山頂の「スカイ獅子吼」の二つに分かれており、ゴンドラで行き来することができる。「パーク獅子吼」ではゴンドラ乗り場のほか、「獅子吼」の名前に因んで、世界中の「獅子」を集めた「獅子ワールド館」や地元の「ほうらい祭り」で練り歩く大きな「造り物」を見ることができる「造り物の館」など、いろんな施設で楽しむことができる。「スカイ獅子吼」では広大な加賀平野と手取川の扇状地帯がパノラマのように展開し、アルプス連峰や日本海までも望むことができる景色が魅力。

加賀市大聖寺。ここには複数の寺社が集まっている「山ノ下寺院群」という通りがある。江戸時代、この地を治めていた大乗寺藩が有事に備え意識的に寺社を集めた場所。そんな通りで現在、「寺宝・庭園・御朱印めぐり」というイベントが開催されている。これは「山ノ下寺院群」にあるお寺の宝、寺宝や庭園を巡ったり、御朱印を集めたりするもの。期間中は日ごろ拝観できないお寺も拝観できるようになり、周辺ではライブや展示会などのイベントも行われる。

金沢は古くから金箔の生産がとても盛ん。現在でも市場に出回るほとんどの金箔は金沢で作られている。そんな金箔作りの副産物としてできあがったのがあぶらとり紙のルーツ「ふるや紙」。箔作りには薄く引き延ばす箔打ちという作業を行うが、その際に使われるのが「ふるや紙」の元となる「箔打ち紙」というもの。この紙が打たれることで繊維が細かくなり、瞬間的に皮脂が取れるよう変化する。これが江戸時代に京都の芸妓さんの間で評判となり「ふるや紙」と呼ばれ、高級化粧紙として広まった。

北前船はかつて大阪と北海道の間を往復していて、食料品や日用品などあらゆるものを運び、商売を行なっていた。経路の中間に位置する石川には「寄港地」がいくつかあるが、輪島市の門前町、黒島地区もその一つ。黒島地区は北前船の持ち主や船員の集落として栄えた地域で、黒い瓦屋根の家がいくつも並び高台からは、街並みと海が調和した美しい風景を見ることができる。重要文化財、「旧角海家住宅」は、代表的な黒島の建物の一つ。現在は一般開放されていて、中を見学することもでき、かつての繁栄ぶりを思わせる豪華な収蔵品が展示されている。

2022/04/09(土)放送

白山市の旧尾口村深瀬に伝わる工芸が「檜細工」。これは薄く削った板を編み込み、形を作っていくというもの。およそ400年前、旅の僧が旧尾口村深瀬を訪れた時に、農民たちに自らが被っていた笠を解いて作り方を指南したのが始まりといわれている。この技術が山仕事や農作業の時にかぶる笠として重要な産物にまで発展し,1988年には国指定の伝統的工芸品にも選ばれた。特徴は、ヒンナと呼ばれる檜を薄く細くした板材を使うこと。

2015年に小松市で開催された、第66回全国植樹祭いしかわ2015。全国植樹祭とは緑や森を守り育てることの大切さの普及、啓発のため、毎年都道府県持ち回りで開催されている、国の行事。そんな植樹祭を記念して整備されたウォーキングコースが、小松市の「植樹祭メモリアルライン」。ここは植樹祭のメイン会場だった木場潟、記念植樹会場の憩いの森、そして遊歩道「絆の森」を結ぶ全長12kmのコース。道路の交差点付近などには看板が設けてあり、安心してウオーキングできるようになっている。

能登半島の先端に位置する、珠洲市。ここでは4月にかけて海藻などが旬を迎える。そのため珠洲では海藻を使った料理が盛んに食べられており、箸に巻き付けて焼いたり、すき焼きに入れたり、天ぷらにしたりと、ユニークな食べ方も多い。その中でも特に人気な「海藻しゃぶしゃぶ」。これは、肉しゃぶしゃぶのように、海藻を出汁にくぐらせて食べるというもの。珠洲市内の旅館や割烹ではご当地グルメとして振舞われているそうで、具材はもずく、ぎばさ、アカモク、わかめなどといった珠洲で取れる海藻のみ。どれも入手困難な貴重なもの。

「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉、雨が特に多い北陸特有の格言。都道府県別の、降水日数ランキングでも石川はトップで、2日に1回は雨が降っている計算になる。雨が多い石川ならではのものが「金沢和傘」。

雨が多いだけでなく、水分量の多い重い雪も多く降るため、その重さに耐えられるように丈夫に作られている。傘のてっぺんである天井部分には和紙が四重に貼られており、これは他の地域の和傘にはみられない特徴。

2022/03/12(土)放送

登町の山間に「春蘭の里」と呼ばれているスポットがある。ここには47軒もの民宿が集まっており、それぞれの宿ごとに1日1組限定で宿泊することができる。「本物の日本文化」を体験できる場所として話題になり、年間訪問者は1万人以上の人気観光スポット。春蘭の里は、ただ宿泊できるだけでなく、伝統的な日本家屋で、里山里海の、地元の旬の味満載の食事を楽しめるのはもちろん、季節によっては田植えやキノコ採りの体験プログラム、いろりを囲みながらの宿主との交流などここでしか体験できないプログラムが多数用意されている。

野々市市本町、旧北国街道通り沿いに立つ、国指定の重要文化財が「喜多家住宅」。通りに面した間口はおよそ13.5メートル。洗練されたデザインの格子窓、格調高い囲炉裏など、そのまま時代劇に出てきそうな雰囲気のあるお屋敷。喜多家はもともと越前の武士がルーツで、江戸時代初期に野々市に移住し、灯油の販売などを行っていた。しかし、1891年に大火事が起こり、一度は建物も焼失。再建にあたって、金沢の城下町にあった醤油屋の建物を移築した。また、現在は野々市市が管理しており、建物に入って見学することもできる。

「ひな祭り」といえば女の子をお祝いするためのお祭り。ひな祭りには金沢では、独自のルールがある。一つは人形をしまう時期。雛人形は「終わったらすぐにしまわないと婚期が遅くなる」という言い伝えから祭りが終わるとすぐに片付けるのが一般的ですが金沢は4月3日まで飾る家が多い。その理由については諸説あるが、一部では3月3日は前田利家公の命日であることからお祝いの日をずらしているとも言われている。そして、もうひとつは「金花糖」というお菓子を供える風習。これは熱した砂糖を型に流し込み、鮮やかな色彩を施した雛菓子でタイ、アワビ、アケビ、桃など海と山の産物をかたどっており、古くから伝わる金沢独自のお菓子。

宝達志水町といえばルビーロマンなどのフルーツやオムライス、宝達山など、いろんな魅力があるが、毎年1月から厳冬にかけ生産される特産品が「宝達葛」。「葛」とはマメ科のツル性植物のことで、根っこに含まれるデンプンには滋養強壮や解熱、高血圧に効果があるといわれ、「葛根」と言われる。その葛根からデンプンを採取し、精製したものが「宝達葛」。かつて宝達山が金鉱山だったころ、過酷な作業に従事する鉱山労働者の疲労回復などに使うため、自生するクズの根を掘り漢方薬として使われたのが始まり。その歴史はおよそ450年以上とされているが、今では地元有志が共同で生産するのみの希少な特産品となっている。

石川県は、天然フグの水揚げ量が全国で一番。能登近海でマフグ、ゴマフグ、トラフグなどの天然フグが水揚げされ、その中でも輪島市は全国の市町村でトップの漁獲量を誇り、輪島の港で獲れたものを「輪島フグ」と呼ぶ。市ではフグ料理が楽しめるお店の紹介や、学生が考案したおいしいレシピの公開など様々な情報発信をおこなっている。また、石川でフグといえば、白山市や金沢市で作られる「フグの子ぬか漬け」も県内外で有名。猛毒が含まれているフグの卵巣を、数年間糠漬けにすることで毒がなくなり食べることができるようになるという、幻の珍味。

2022/02/05(土)放送

疫病から人々を守る妖怪で、SNSなどではちょっとした話題となっている「アマビエ」のように、話題となっている石川県の妖怪はその名も「ヨゲンノトリ」。姿は黒色の体に白と黒の二つの頭を待つ鳥の妖怪で、朝と夕方に拝むと疫病払いのご利益があると言われている。江戸時代、石川に現れたヨゲンノトリはある役人に「来年、人間の9割が死んでしまうような災難が起こる」といい「私の姿を朝夕に拝めば難を逃れることができる」と言ったそう。その翌年に日本にコレラが上陸し、瞬く間に全土に広がった。役人はヨゲンノトリの言葉を思い出し、藁にもすがる思いで念仏を行なった。するとその甲斐あってか徐々に収束していったと言われている。

珠洲市・輪島市・穴水町・能登町の2市2町で生産されている、原木シイタケ「のと115」。その中でもとても大きく育った、最高級のしいたけが「のとてまり」。「のとてまり」を名乗るには厳しい基準があり、大きさだけではなく、

キノコの「かさ」の巻き込み具合、整った丸い形をしているか、などの基準をクリアする必要がある。「のとてまり」の出荷が始まったのは2011年。古くから里山ではしいたけの栽培が行われていて、干し椎茸は特産の一つだったが外国産のものが多く入ってくるようになると生産量は激減。このままではいけないと、しいたけ産業復活のために地元農家の根気強い研究の末に誕生したのが「のとてまり」。

2022/01/22(土)放送

白山市で800年以上も前から作られている伝統的な織物が牛首紬。牛首、という名前は生産地、白峰の古い地名牛首村から来ている。紬、というのは絹織物の一種のことで、白山地区で作られ、伝統的な製法で作られたものを牛首紬と認定している。1988年には国指定の伝統的工芸品にも選ばれた。紬の原料は蚕のまゆ。その中でも1つのまゆの中に2匹の蚕が入ったものを「玉繭」と呼ぶが、牛首紬ではこれを横糸に使っている。2匹分の糸が絡み合うため、普通の方法では使うことができないが、職人の熟練の技により上手く引き出して作られ、これにより独特の風合いになるだけではなくとても丈夫な織物になる。

和倉温泉の一角に佇む小さなお寺「青林寺」。観光スポットとしてはあまり知られていないお寺かもしれませんが、実は境内にとても珍しい建物がある。それが、日本でたった2つしか現存していない「御便殿」。明治時代、天皇や皇族が地方に出かけた際の休憩場所として設置された建物のことで、臨時で使うことが目的のため、利用後はすぐに取り壊されるのが普通なのですが、和倉温泉では壊されずに今も残っている。建物は大きく設えられた窓枠が特徴で自然豊かなお寺と庭を一望することができる。そして、現在毎週土曜日限定で、日暮れとともにライトアップが行われ、庭と御便殿は、赤や緑、青色などにゆっくりと色を変え、日中の清んだ雰囲気とは打って変わった幻想的な風景を楽しめる。

樹木を雪の重みから守るため、縄や針金で枝を支えるのが、有名な「雪吊り」。兼六園のものは全国的にも知られていて、金沢観光のロゴマークにも使われている。雪吊りにはいくつか種類があり、一番よく目にする円錐の形のものは「りんご吊り」と呼ばれる技法。その名の通り、元々は秋に実ったりんごの重みから木を守るためのものだったが、植木職人たちが雪対策として転用したのが始まりだそう。また、昔ながらの土でできた塀、「土塀」を雪から守るために行われるのが「こも掛け」。わらを編んで作る「薦」を土塀に掛けることにより、雪の水分が染み込んで、土が剥がれたりするのを防ぐ効果がある。

2022/01/01(土)放送

能登地方でお正月飾りとして欠かせないのが「蓬莱」。これは、「福寿」「繁栄」などのおめでたい文字を書いた和紙を神棚の下に飾るという風習。文字だけではなく七福神やその年の干支の切り絵などが添えられた切り絵細工のものなどもあり、どちらも「蓬莱」と呼ばれている。毎年年末になると新しいものに張り替えて新年を迎える。「蓬莱」は元々紙ではなく、豊作を願って米や小豆、銀杏などの農作物を盛り付けたお供えのことだった。しかし、時代が移るにつれ人々の願いが豊作だけでは無く、多種多様になったため、形では表せられない願いを紙で表現するようになったという。

輪島の和菓子と言ったら何を思い浮かべるでしょうか。一つ目は「水羊羹」。全国的には、夏の和菓子として知られているが輪島では冬に親しまれている。理由は諸説ありはっきりとわかっていないが、小豆の収穫時期や保存環境から、食材をおいしく食べられるのが冬であること寒天となる海藻が豊富にとれるのが理由かもしれないそう。材料は普通の羊羹とほぼ同じだが、通常のものに比べて水分が多いため、柔らかく口どけの良いのが特徴。もう一つはゆずをくり抜き、もち米やくるみなどを入れて作る「柚餅子」。これは江戸時代から作られており、当時は冬の携帯食・保存食として親しまれたそう。

片山津温泉は弁財天と竜神が祀られている「浮御堂」や、ハート形の絵馬を収める「お薬師愛染寺」など魅力あるスポットがいくつもある。そんなスポットを光で彩るイベントが「NAKED夜さんぽ 片山津温泉」。これは、ライトアップされた名所を巡るナイトウォークイベントだが、実はこれwithコロナ、アフターコロナに対応した空間演出が特徴。例えば「ディスタンス提灯」は、地面に光のアートが映し出される提灯で別の提灯の光と重ならないようにすることで自然と人との距離を保つことができる。その他にも感染症予防対策自体をアート化し手指のアルコール除菌の行動を作品にした「NAKEDつくばい」もある。

2021/12/11(土)放送

11月半ばから12月にかけて、強風が吹き、雷が鳴り響く荒れた天候になることがあり、そのような天候や冬の雷のことを、北陸では「鰤起こし」と呼ぶ。この「鰤起こし」が、本格的に寒ブリの水揚げが始まる合図。鰤は大きさによって呼び方が変わる、出世魚としても知られ、呼び方は地域によって異なるのですが、石川で一般的な呼び方は小さい方からコゾクラ、フクラギ、ガンド、そしてブリという順番。また、寒ブリのブランドとしては、お隣富山の「氷見寒ブリ」が有名だが、石川沿岸で水揚げされる寒ブリのうち、7kg以上などの基準を満たした、大型のものを「天然能登寒ぶり」として認定し、特産としてブランド化を進めている。

日本の年に十二支があるように、日にちにも十二支が割り振られている。そのため12日に一度「戌の日」があるがその日にちなんだ金沢の風習がある。石川には、「花嫁のれん」や「加賀水引」など有名な風習があるが、県民でも知っている人が少ないものもあり、その一つともいえるのが「ころころ餅」。金沢市では出産を控えた一か月前になると出産が近いことを知らせるため、戌の日を選んで親戚に餅を配る習わしがある。なぜこの日を選ぶのかというと犬はお産が軽く、一度にたくさんの子犬を生むことから安産の象徴とされるから。餅は赤ちゃんの肌のように白く、楕円形をしているのが特徴で箱に詰め11個配られることが多く、この形には、スルッっと生まれるようにという意味が込められている。

加賀市の山中温泉地区で作られている漆器が「山中漆器」。山中漆器は別名「山中塗」とも呼ばれ、16世紀の後半に、ろくろを回して器を作る「ろくろ師」が山中温泉に移り住んだのが始まりとされている。山中漆器の特徴はこの「ろくろ」を使った木材加工の技術。木が育つ方向に器の形を作る、「縦木取り」という独自の手法を使っていて、歪みが出にくい、丈夫な器を作ることができる。近代漆器の生産にもいち早く取り組んでいて、電子レンジ可能な器など、現代の生活に合った様々な製品を作り出していてまさに、山中塗は進化を続ける伝統工芸品といえる。

輪島市にある棚田「白米千枚田」。ここでは現在、秋から冬にかけてイルミネーションイベントが行われている。それが皆さんもご存じの「あぜのきらめき」です。このイベントは、2007年に起きた能登半島地震からの復興を祈念し始まった「あぜの万燈」がきっかけとなっている。「あぜの万燈」は田んぼのあぜにキャンドルを並べるというものでそのキャンドルをLEDに変えて再現したのが「あぜのきらめき」。今年点灯しているLEDの数は25000個。 15分おきにピンク、緑、黄色、青へとゆっくりと色が変化し、「あぜの万燈」とは違ったロマンチックな光景を映し出している。

金沢では日本庭園のように人が手を加えることで美しさを引き出した紅葉スポットが多くある。金沢市の郊外、太陽が丘にあるメタセコイヤ並木。1キロほどにわたって道路の両サイドに大きなメタセコイヤの木が植えられていて、紅葉シーズンでは鮮やかな黄色やオレンジ色に色づく。次にご紹介するのが金沢のまちなか、広坂にあるアメリカ楓通り。四高記念公園と、しいのき迎賓館の間にある、250メートルほどの並木道。通りの名前にもなっている、もみじによく似た木、「アメリカ楓」の紅葉が楽しめる。金沢の紅葉スポットといえば兼六園と金沢城公園は外せません。雪吊りの木々や徽軫灯籠、白い金沢城をバックに紅葉を撮れば、とても金沢らしい写真になるでしょう。

2021/11/06(土)放送

鳳珠郡穴水町。穏やかな海と、里山に囲まれる、自然豊かな町。この地区にある文化施設、真和園という施設内にあるのが「能登長寿大仏」。建立されたのは2003年と歴史は浅く、穴水町で建設会社を起こされた社長が「町民の安らぎになれば」と、長い年月と私財を使って建てた。その方は平成21年に亡くなられたが、 なんと100歳まで生きていたそう。「能登長寿大仏」はその建立者が長生きだったことにちなんでそう呼ばれているようになった。

加賀温泉郷と、モーニング娘。’21などのアイドルグループでお馴染みのハロープロジェクトとの合同で行われている特別企画が「まち歩きスタンプラリー」。加賀温泉郷では、2018年からモーニング娘。’21の「加賀楓」さんが苗字と地名が同じという繋がりで観光大使に任命されており、これまでも限定グッズの販売や1日駅長などのコラボ企画が行われてきたが、今回のスタンプラリーもその一環で、スマホで専用のホームページにアクセスすることで参加できる今風のスタンプラリーになっている。

2021/10/23(土)放送

能美市の山間、国造地区で生産されている特産品、「国造ゆず」。国造地区では、昔から庭先に柚子の木を植えるという習わしがあった。1980年ごろ、地域おこしの一環として本格的な柚子の栽培が始まり、いまでは能美市を代表する農産物のひとつとなっている。「国造ゆず」最大の特徴は、無農薬で栽培されていること。30年以上にわたって有機肥料だけで育てているというのは、全国を探してもほとんどない。ゆず果汁やジャム、ゆず味噌などの食品だけではなく、無農薬栽培である事を生かしてハンドクリームなどの化粧品にも使われている。

2021/10/16(土)放送

石川には、音楽、美術、演劇といった芸術のほか、伝統芸能や伝統工芸、生活文化など、多彩な文化があふれている。そしてそれを身近に触れることができる、県独自の記念日がある。その名も「いしかわ文化の日」。これは県内にある豊かな文化の継承や発展、あらたな創造に向けて知名度の拡大とさらなる向上を目指すために定められた記念日。10月の第3日曜日この日とし、様々な施設でイベントや取り組みが集中的に行われる。そして、この日に限り119の文化施設で、入場料が無料になる。対象は県立のものだけでなく、市や町のものも含む。

2021/10/09(土)放送

羽咋市にある湖、邑知潟。ここでは毎年秋になると、越冬のため遠くの白鳥が飛来する。県内一、と言われるほど白鳥が集まることで知られることから、邑知潟とその周辺は「白鳥の里」とも呼ばれている。なぜこの地域に多くの白鳥が集まるのかというと、湖周辺の環境が影響していて邑知潟は、周辺に水田を多く持つことが特徴。そのためコハクチョウなどのエサとなる水性植物や落ち穂が豊富で、いろんな鳥が集まる。さらに、他の湖ではなかなか目にすることができない白鳥が水の上を走る姿をよく見ることもできる。

2021/10/02(土)放送

近年、高タンパク、低カロリーの健康食品としても注目されている伝統食材が「加賀麩」。加賀の国は古くから浄土真宗が盛んでお寺の数が多い地域だがそのお寺の精進料理で使われるお麩は良質なタンパク質をとることのできる重要な食材で、金沢独自の様々なお麩が作られるようになった。そんな加賀麩の代表ともいえるのが、郷土料理、治部煮にも使われる、「すだれ麩」。江戸時代に加賀藩前田家の料理人・舟木伝内包早が発明したとされていて、生地をすだれで包んで茹でて作るのが名前の由来。車輪のような形が特徴の車麩も、金沢に昔から伝わるお麩の一つ。生地を棒に巻いて焼き上げて作る、「焼き麩」の一種で、家庭料理で卵とじにしたり、金沢おでんの具にも使われたりする。

日本三名山として有名な白山。その大自然を眺めながらドライブできる場所が、白山白川郷ホワイトロード。ここは白山市と岐阜県白川村を結ぶ全長33.3kmのドライブロード。そんなホワイトロードには見所があり、秋が深まるこれからの季節は紅葉シーズン。標高差があるため、9月下旬から11月までの長期間にわたって、美しい紅葉を楽しめる。また、今の時期にしか見ることができないのが、雲の海、「雲海」。天気が良く、寒暖差のある朝方に出やすいが、見られるかどうかは運次第。

最近マッチ箱を見かけることが少なくなったが、昔はどこの家庭にもあるものった。そして日本は「マッチ生産大国」といわれるほどの国を代表する産業だったといわれている。その産業の礎を築いたとされるのが科学者「清水 誠」。金沢市東山で生まれ、24歳の時に化学を学ぶためフランスに留学、その時に日本ではマッチを作る技術がなく、海外から輸入せざるをえない現状を知り、このままではまずいと思った誠は、帰国後、国内で初のマッチ製造に取り組み、大きな工場を作るまでに至った。

2021/09/11(土)放送

羽咋といえば車で海岸線を走ることができる「千里浜なぎさドライブウェイ」があることで知られているが、「UFOのまち」としても有名。では、なぜそう呼ばれるようになったのか。UFOの目撃情報が多いことや宇宙博物館があるからと思うかもしれないが、実は羽咋市に伝わる昔話『そうはちぼん伝説』からきていると言われている。「そうはちぼん」とは、シンバルのような形をした仏具のこと。伝説によれば、江戸時代にこの仏具に似た飛行物体が、夜な夜な眉丈山の辺りを光を放ちながら飛んでいたといわれていて、これが後にUFOのことではないかと言われ、羽咋市は「UFOのまち」と呼ばれるようになった。

「若い力」という曲は毎年9月に開催される、「連合体育大会」という行事で、金沢市立の小学6年生はこの楽曲に合わせて演技を踊る。市営陸上競技場で、およそ2千人ずつが二組に分かれて踊るが違う学校が集まっているにもかかわらず一糸乱れぬ姿はまさに圧巻。耳に残るメロディと特徴的な振り付けで覚えている方も多い、金沢市独特の文化。この「若い力」、元々は戦後間もない昭和22年の第二回国民体育大会の際に、「スポーツの力で国民に元気を」との思いで制作された楽曲。以後70年以上にわたって金沢市民に親しまれる存在になった。

石川県には高級ぶどうの「ルビーロマン」の他にも全国であまり流通していない名産品がいくつもある。中でも、石川の「梨」は、生産量では目立つほどでないが、糖度の高さやハリのある良さなどからクオリティはトップレベル。中でも今年で出荷開始から50周年を迎える「松任梨」は名前からして品種名かと思う方も多いと思うが、これは松任地区で栽培される「新水」、「幸水」、「豊水」という3品種の総称。そして石川県のオリジナル品種の「加賀しずく」。およそ4年前から市場で売られるようになった梨でまだあまり知られていないが、県内で愛される梨になるよう試食会や販売フェアを開催したり、様々な取り組みがされている 。

2021/08/21(土)放送

夏になると、能登の各地域で多種多彩なキリコ祭りが行われているが、7月から10月にかけておよそ200もの祭りが開催されている。こんなにも数多くの祭りが密集している地域は他にはない。このような祭りは江戸時代に各地に広まり、時とともに地域ごとに、大きさや装飾を競うようにして独自に発展してきた。能登の祭りに対するこだわりはとても強く、能登から都会に出た人が、お盆やお正月に帰らなくても、お祭りのときには帰ってくると言われるほど。しかしながら、去年、今年とコロナ禍によって、多くの祭りが中止となり、寂しい夏が続いている。

金沢市のお盆は「旧盆」ではなく、「新盆」をお盆としてむかえる。県内でも「新盆」の地域は金沢市のみでほとんどの地域は「旧盆」。そして時期だけではなく墓参りにも独特な違いがあり、それは「キリコ」という木と紙で造られた箱を持参し、中にろうそくを立てて墓の前に吊るすという風習。キリコには、人の名前を記入する部分があり、誰が墓参りに来たのかが、分かるようになっている。そしてし「キリコ」には大事な役目がありそるはお盆の最終日に行われる霊を送りだす「送り火」。しかし、そんなキリコも廃棄にコストがかかる上に、火事の恐れもあることから一時期は廃止の危機があったがそれでもこの風習を無くすまいと板状の「キリコ」が開発されたりすることで形を変えながら現代まで受け継がれている。

小松市には遺跡が数多く残り、そこから発掘される埋蔵文化財の量、質共に北陸でトップクラス。中でも、特に重要とされているものが2つある。1つは矢田野エジリ古墳から出土した埴輪たち。6世紀ごろに作られた、表情豊かな埴輪が60体近くも見つかっている。もう1つは小松駅の東側、八日市地方遺跡の出土品。およそ2400年前の集落跡から見つかった文化財は数十万点以上。小松市埋蔵文化財センターでは、これらの出土品を整理、保管、そして展示しているが今回「おうちde小松考古学」というオンライン企画をすることに。埋蔵文化財についての情報や資料を詳しく紹介。埴輪の3Dデータもウェブ上で見ることができる。

小松市には遺跡が数多く残り、そこから発掘される埋蔵文化財の量、質共に北陸でトップクラス。中でも、特に重要とされているものが2つある。1つは矢田野エジリ古墳から出土した埴輪たち。6世紀ごろに作られた、表情豊かな埴輪が60体近くも見つかっている。もう1つは小松駅の東側、八日市地方遺跡)の出土品。およそ2400年前の集落跡から見つかった文化財は数十万点以上。小松市原町にある、小松市埋蔵文化財センターでは、これらの出土品を整理、保管、そして展示しているが今回「おうちde小松考古学」というオンライン企画をすることに。埋蔵文化財についての情報や資料を詳しく紹介。埴輪の3Dデータもウェブ上で見ることができる。

輪島岬の先端にある、鴨ヶ浦散歩道。ここは鴨ヶ浦海岸に設けられた、1周およそ200mの遊歩道。波の浸食によってできた白っぽい岩場や魚や磯の生き物など、いろんなものを見ることができる。この場所には変わった形の岩が多くあり、それぞれユニークな名前が付けられているが中でもびっくりするネーミングなのが「猫地獄」という岩。この変わった名前の由来については、その岩に猫が引っ掻いたかのような傷がたくさんあるから、岩場が絶壁すぎて猫ですら登ることができないなどがある。また、猫地獄のすぐ近くには、鴨ヶ浦塩水プールという珍しい自然の岩場を生かして作られた屋外の海水のプールもある。

加賀市山中温泉。この地域は1300年の歴史を持つ温泉街。そして周辺には数々の名所旧跡があることで知られている。中でも北陸随一の渓谷美といわれているのが、「鶴仙渓」。長さ、およそ1キロの渓谷で、川沿いには遊歩道も整備されているので、この時期は涼みながら散策を楽しめる。そしてこの遊歩道にはとても見ごたえがある3つの橋がある。まずは渓谷上流にかかるヒノキの橋「こおろぎ橋」。次は、もっとも下流にある「黒谷橋」。そしては二つの橋のほぼ中間にある「あやとり橋」。夜には九谷の五色の色をイメージしたライトアップもされていて、昼とは違った雰囲気を味わえる。

牡蠣は、別名「海のミルク」とも呼ばれる、栄養豊富な食材。流通量の多い「真牡蠣」は冬が旬なため、冬の味覚のイメージがあるかもしれないが、今の時期に採れる、「岩牡蠣」は夏場が食べごろ。この2つには産卵方法に違いがあり、旬の時期が変わってくる。そして、養殖が盛んな真牡蠣に比べると、その名の通り岩にくっついて育つ岩牡蠣はほとんどが天然物。そんな能登の岩牡蠣の中でも有名で、味に定評があるのが、羽咋市の柴垣産の岩牡蠣。柴垣海岸の岩場からは、不思議なことに真水が湧き出してていて、この水のおかげで絶妙なおいしさと一口では食べられないほどの大きな身が育つ。

2021/07/10(土)放送

金沢は、県内でも坂道が多い街と言われている。これは犀川、浅野川の2つの川と卯辰山、小立野、寺町の3つの丘からなる、高低差のある地形が原因と言われている。そのため急な坂に緩やかな坂、長い坂に短い坂、暗い坂に明るい坂など、市内にはあちこちに様々な坂が点在している。交通の上では不便ですが、その分味わいある景観を見ることができる。

2021/07/03(土)放送

金沢には「加賀野菜」といった有名な農産品の他にも優れた品質や豊富な生産量を誇るものが多くある。その中から一定の条件を満たすものをブランドして認証していて、それが「金沢そだち認証制度」。これは、優れた農産物をブランドとしてPRし、金沢産農産物の振興と消費の拡大を目指す取り組み。野菜や果物、花が対象で、金沢の環境を活かし、優れた特徴のあるもの、ある程度の生産量を見込めるものなどいくつか条件があり、それを満たしたものがブランドとして認められる。

日本の伝統的な結婚儀式の一つに、「花嫁道中」というものがある。式の主役である新郎新婦を中心に、参列者たちが後ろを練り歩くというこの儀式。そんな「花嫁道中」の際に行われる一風変わった風習が、奥能登で古くから伝わる、「縄張り」という儀式。どのようなものかというと、まず2人が進む道を地域の方が紅白の縄を張って通せんぼしますが縄を張っている人に、仲人がご祝儀を渡すと、縄が解かれるという変わった慣わし。この「縄張り」、決して意地悪で通せんぼしているわけではなく、今後の苦難を乗り越え、新郎新婦が地域の人に受け入れられますようにという願いが込められている。

2021/06/19(土)放送

現在、素麺の生産はほとんどが石川県外で行われているが、実は、石川はかつて素麺の一大生産地だった。特に輪島市では室町時代から盛んに素麺作りが行われていて、江戸時代には北陸の特産品として全国各地に流通していたが、現在ではもうほとんど生産されていない。しかし輪島で素麺作りが行われていた名残ともいえるものがある。それが輪島地区で歌われている民謡、能登麦屋節。「麦屋節」とは、素麺の原料である小麦を加工する、粉挽きの時に歌われていた作業歌のこと。輪島市では毎年、能登麦屋節の全国大会が行われていて、地域に根付いたものとなっている。

2021/06/12(土)放送

6月18日は「おにぎりの日」。この記念日が制定されたのは石川でのある発見がきっかけ。その手がかりが見つかったのが旧鹿西町、現在の中能登町。この町ではおにぎりにちなんだ催しやグッズ販売、おにぎりの使った町おこしを盛んに行っており「おにぎりの里」として親しまれている。「おにぎりの日」である6月18日は鹿西町の「ろく」をとって6月と毎月18日が「米食の日」であることからこの日に制定された。なぜこの町がおにぎりと深く関わりがあるのかというとおよそ40年前、水道施設建設のため旧・鹿西町を調査したところ、地中から弥生時代の土器や石製品そしてチマキ状の炭化した米の化石が発見された。調理されたり・形作られた米の化石は全国的にみても非常に少なく、見つかった当時は「日本最古のおにぎり」として話題となったことに由来する。

石川で、多くの県民に親しまれているお茶がある。それが「加賀棒茶」。これは琥珀のようなきれいな色が特徴で、葉の部分ではなく茎の部分を使ってつくられるほうじ茶。今では県内の人々に親しまれている加賀棒茶だが実はもったいない精神から生まれたお茶。お茶が高価で貴重な嗜好品だった頃、金沢のある茶商が、お茶を作る過程で捨ててしまう茎を有効活用できないかと考え焙じて安価な値段で売りだしたのが始まりとされている。当時はその深い味わいと独特な香り、そして庶民的な価格から大人気だった。そしてその製法が公開されると、瞬く間に県内に広がり、人々に親しまれるようになった。

現在の珠洲市を中心に作られ中世日本を代表する焼き物の一つが「珠洲焼」。能登を代表する伝統工芸だがその歴史はちょっと変わっている。珠洲焼は、なんと平安時代の頃から作られていて、14世紀には日本の広い地域で流通し、遠く離れた北海道でも使われてたが戦国時代に入ると突如としてその姿を消した。その理由は今でもよくわかっておらず長年「幻の陶器」と呼ばれていたが、昭和51年に珠洲市や考古学者達の熱意ある研究によって当時の製法が忠実に再現され、およそ500年ぶりに復活。こうして、幻ではなくなった珠洲焼は、今では多くの陶芸家により製作され、「現代の珠洲焼」として新たな歴史を刻んでいる。

2021/05/22(土)放送

加賀百万石の城下町金沢。そのまちなかには至る所に用水路があり、大小合わせて55本もの用水があると言われている。中でも代表的なものを挙げると、まず金沢城の周りを囲んでいる辰巳用水。香林坊の裏通り、通称せせらぎ通りを巡っている鞍月用水。そして、長町武家屋敷に沿って流れていて、金沢で最も古いという、大野庄用水。このほかにも数多くの水路があり、街並みに潤いを与えている。古くから生活に恵みをもたらしてきた用水は、後世に残す価値があるとして1996年に「金沢市用水保全条例」ができ、用水の保全が進められてきた。

2021/05/15(土)放送

金沢市大野町。ここは江戸時代の歴史を色濃く残す、レトロな町並みが特徴の港町。この場所に当時の石川県をものづくりで支えた人物の大野弁吉がいた。弁吉は江戸初期に京都で生まれ、長崎で蘭学などの学問を学び、妻の故郷である金沢に永住、その後、様々な発明をした。彼が作った発明品は、からくり人形を始め、写真機やライター、時計など多岐にわたり、特にからくり人形は優れた名作が多くあった。そしてその技術は弟子たちを通じて、科学技術の発展に貢献し、弁吉はロボット技術の礎を築いた一人として名を知らしめることになった。

2021/05/08(土)放送

羽咋郡志賀町にある人気の観光スポット「能登金剛」。福浦港から関野鼻までの海岸線の付近一帯がそう呼ばれていて、険しい断崖絶壁や、荒波が作り出した変わった形の岩などをみることができる。そんな能登金剛の中でも一風変わったエピソードを持つのが、「義経の舟隠し」と呼ばれている入江。一般的に穏やかなイメージのある入江と違い、水路のように細長く伸びていて、周りを断崖絶壁に囲まれているのが特徴。源義経が奥州へ逃げ延びる際に立ち寄ったとされているが、日本海の波は激しく、舟を追手から隠す場所がなかったのでこの細長い入江に48隻もの舟を隠し、荒波と追手の両方から身を守り逃げのびたとされている。

2021/05/01(土)放送

金沢市長坂町にある「大乗寺丘陵公園」は、丘陵地帯の豊かな自然を復元・整備した金沢を代表する公園。広さはおよそ7万坪、上部、中部、下部と分かれているほど大きな公園。そんな大乗寺丘陵公園は梅、桜、アジサイ、椿など四季の移ろいを感じさせてくれる色とりどりの花木が見られることで有名。特にこの時期は公園下部のグラウンド周りにあるツツジが目を引く。その数なんとおよそ13000株でおよそ16500平方メートルの広い斜面に数え切れないほどのツツジが植えられている。

石川と富山の県境にある、倶利伽羅峠。かつて源氏と平家が戦った舞台として知られ、戦場の跡地は「倶利伽羅古戦場」と呼ばれ、周辺には源平合戦の史跡や祠、銅像など、たくさんの見所があるスポット。ここではかつてある有名な作戦が使われ、自軍を勝利に導いたという伝説が残っている。それが「火牛の計」と言われる奇襲戦法。現在の倶利伽羅古戦場には「火牛の計」の牛のモニュメントが作られており、迫力ある当時の一場面が再現されている。気になった方はぜひ足を運んで、歴史を感じながら散策してみてはいかが。

能登町で開催されるあるイベントのご紹介。地域住民の憩いの場として親しまれている「柳田植物公園」

ここは四季折々の花や植物が見れることで人気のスポット。そんな柳田植物公園を堪能できるイベントが「花回廊&柳田マルシェ」。今日から三日間、公園内でいろんな企画や展示が開催される大型イベント。もっと知りたいという方は「柳田植物公園」のホームぺージで。

白山比咩神社は縁結びの神様で有名な神社だがここで今月16日17日の二日間の間、開催されるイベントが「花しずめNight詣」。これは春先に疫病が流行するといわれ、これを鎮めるためにおこなわれる行事「鎮花祭」にあわせ、新型コロナウイルスの流行の退散への願いと、医療従事者の方々への感謝を込めて、神社をライトアップするイベント。鳥居・神門・外拝殿など境内各所が照らされるので、普段とは一味違った幻想的な空間が映しだされる。中でも神社本殿は時間によって赤や青、緑など様々な色に移り変わる様は訪れる人の心が引きつけられること間違いない。

2021/04/03(土)放送

金沢の中心街である「百万石通り」から一本入った場所にある静かで落ち着いた商店街が尾山神社前商店街、「尾山横丁」。ここは戦後の復興期にいくつかのお店が営業を開始したのが始まりの場所。1949年に建てられた長屋が現在でも残っており、色鮮やかなテントの並ぶ様子はレトロな雰囲気を感じる。一方で、ゲストハウスや着物レンタルなどの「今どき」な店も近年増えており、昭和と令和の新旧が混在する個性派の商店街。

金沢の観光名所からのアクセスもしやすく、街歩きにぴったりのスポット。気になった方は公式ホームページをチェックして「尾山横丁さんぽ」してみてはいかが。

白山市東二口地区には、およそ350年前から伝わる郷土芸能がある。それが人形浄瑠璃、「でくの舞」。人形浄瑠璃とは「でく」と呼ばれる木彫りの人形を、「舞い手」が操る人形劇のこと。「でくの舞」は文弥節と呼ばれる全国でも珍しい形式の人形浄瑠璃で、国指定の重要文化財にもなっている。しかし、どうして東二口地区に、人形浄瑠璃の文化が残っているのか。元々は、京都や大阪で流行っていたものを、村人が学んで持ち帰ったのが始まりとされている。この地区は周辺を山に囲まれた豪雪地帯で、冬場は農作業ができないため冬を屋内で過ごすために人形劇を演じ、楽しむことが根付いたといわれている。

石川県産として知られ、その凛とした姿や華やかさから県内外問わず人気となっている花が「エアリーフローラ」。

この花はアヤメ科フリージアの新品種で石川県が長年の歳月をかけ独自に開発した花。フリージアといえば黄色が一般的だがエアリーフローラはパステル系の薄い紫やピンクなど、中間色の花を咲かせるのが特徴。また開花の最盛期が卒業式や入学式シーズンと、重なっていることからキャッチフレーズは「旅立ちを祝う花」といわれ、卒業を迎える学生や新しく何かを始める人などに贈られることが多い。

珠洲市三崎町。ここには「珠洲」という地名の由来とも言われている場所がある。「急須」という漢字の須という文字を二つ並べて、須須神社。この神社の歴史は大変古く、紀元前、第10代天皇の時代に創建され、8世紀に今の場所に移転したと伝えられている。そして、この須須神社で面白いのが、神社の周りの林。普通、人里に近い林や森は植林や伐採、道の開拓や倒木の処理などで少なからず人の手が入るが、須須神社の林は8世紀のころから聖なる場所として大切にされてきた結果神社の境内約1万坪が、大昔からの自然な姿が残る原生林となっている。神社周辺の林のことを「社叢」と呼ぶのですが、須須神社の社叢は国指定の天然記念物にもなっている。

小松市は勧進帳の舞台として知られており、古くから歌舞伎の町として親しまれている。そのため歌舞伎にまつわる文化を感じさせるものがたくさんあるが、歌舞伎についてなど楽しみながら知ることができるのが「こまつ曳山交流館みよっさ」。ここは、曳山子供歌舞伎やお旅まつりなどの資料や映像を取りそろえたコーナーをはじめ、お旅まつりでしか見れなかった曳山の展示や日本文化を体験できるコーナーなど、様々な形で魅力を発信する施設。中でもおすすめなのが体験コーナーの「歌舞伎メイク」。ここでは顔を白く塗って赤で力強い線を描いた独特の化粧「隈取」をメイクすることができる。

七尾港に隣接して建てられているのが、「七尾フィッシャーマンズワーフ、能登食祭市場」。ここは「道の駅」や「みなとオアシス」にも登録されている人気の観光スポット。そんな食祭市場では現在、「雛人形展」が開催中。このイベントは地域団体が毎年実施していて今年で四回目の開催。施設内のモントレー広場にある階段を使い特設の雛壇が組まれ、飾られた雛人形の数は、およそ600体。コロナ禍というこの時節柄ということもあり、感染拡大防止を意識した、マスク姿をしたお雛様や、その横には地元の園児が作った疫病退散の妖怪、「アマビエ」の紙人形も飾られていて「はやくコロナ禍が収まるように」との願いが込められている。

石川県は江戸時代から美術、工芸が盛んな地域で県に指定の伝統工芸は36種類もあり、全国的にみても多い。昨年5月、コロナ禍で作品発表の場が少なくなってしまった作家のために、工芸品の展示会がオンラインで開催されたのが、「金沢市デジタル工芸展」。開催当初は作り手8人19作品の展示だったが、その後、分野の垣根を越えて金沢を拠点に活動する作家、職人が次々と参加し先月末の時点で作り手は423人、作品総数は1300点以上にもなった。閲覧回数も30万回を突破し、大規模な工芸展となっている。また、作品の画像だけではなく、制作の様子を撮影した動画も公開されている。

2021/02/13(土)放送

能登半島の内浦エリアに、恋人たちにぴったりのスポットがある。その名も恋の路と書いて、恋路海岸。この恋路という地名には由来がある。およそ700年前、深い恋仲となった2人の男女がいた。2人は夜になると人目を忍んでこの海岸で逢瀬を重ねていたが、そのことに嫉妬した恋敵の男に騙されて、男は海で命を落としてしまう。悲しみに暮れた女は後を追うように海に身を投げ出したというお話。この物語は長く語り継がれ、いつしかこの一帯を恋路と呼ぶようになったのだとか。現在の恋路海岸には伝説の2人をしのぶ銅像や、ハート型の「幸せの鐘」と呼ばれる鐘が置かれていて、ここから珠洲市の見附島までの3.5キロの海岸線は「えんむすびーち」とも呼ばれていて、カップルに人気の観光コースとなっている。

輪島市門前町。ここに国の登録有形文化財「總持寺祖院」がある。ここは日本仏教のおける禅宗の一つで、曹洞宗の大本山として開創700年にもなるお寺。そんな總持寺祖院ですが、平成19年に起きた能登半島地震の影響をうけ、境内の有形文化財17棟全てが被災した。その後、修復のために工事が行われてきたが、

昨年12月、14年の年月を経てようやく全ての修復工事が完了した。そして現在、開創700年記念に合わせ、修復完了記念として、回廊を使った珍しいイベントが開催されている。その名は「ワガサイロ 」。これは回廊に和傘を置き、その傘を灯りで照らすイベント。

2021/01/30(土)放送

能登半島は魚醤の「いしり」やひねずしなど、国内でも珍しい発酵食がたくさん生まれてきた。どうしてこんな発酵食が生まれてきたのかというと一つは能登の地形、気候。北陸特有の長い冬を越すためには保存食が必要となり、夏は高温多湿で、食品がすぐに腐ってしまうことから微生物の力で食品を発酵させる技術が発展した。そしてもう一つは能登の祭り文化。発酵食を作る際、四季折々に、この時期にはこれを漬けて、この時期にはこれを仕込んで、というサイクルがあるが実はこのサイクルはすべて『祭りの時に美味しいものを食べてもらうため』のもの。結果、能登の発酵食品は冬を越すためだけではなく、祭りをより潤わそうとする思いから珍しい発酵食が生まれた。

2021/01/23(土)放送

金沢市、兼六園のお隣にある「金澤神社」。金沢という地名の由来である、金城霊沢があることでも知られている神社。ここでは学問の神様、菅原道真公を祀っているということもあり、受験シーズンには合格祈願のために多くの人が訪れる。そんな神社の境内で人気を集めているのが、「夢牛」と呼ばれる牛の石像。この石像は金沢市出身の彫刻家、都賀田勇馬さんが戦前に奉納したもので、どっしりと座った牛の姿をしている。頭をなでると夢や願いが叶うと言われていて、夢牛を目当てに訪れる受験生や保護者の方も多い。金澤神社をはじめ、道真公が祀られている神社では牛は神の使いとされていて、なでるとご利益がある牛の像は全国各地の神社でみられる。

かほく市の特産品、紋平柿。この柿は柿の中では比較的大きく、肉厚でその弾力のある歯ざわりから県内外問わず多くの人から高い評判を得ている。農産地であるかほく市瀬戸町で毎年1月に、この柿にちなんだ風変わりな行事が行われているのが「柿の木いため」。これは地域住民が今秋の豊作を祈り、柿の木を鉈で傷つける行事で、まず区長が柿の幹を鉈で傷つけ 「なるか、ならぬか。ならねば切って燃やすぞ。」と 脅かしながら木に語りかける。そして木の精になりかわった子供たちが「なります。なります。」と木の周りをなんどか周り、最後は鉈で傷つけた箇所に木をいたわるようにぜんざいの汁ともちを塗りつけるというもの。