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おもしろ石川倶楽部

ふるさと石川の隠れたスポットやグルメ、人、話題を紹介しています。この番組ではリスナーの皆さまからの情報を募集しています。あなたがオススメする石川のグルメ、スポット、人物、話題を番組までお寄せください。
<提供:石川県>

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放送時間

土曜 09:55 - 10:00

パーソナリティ

朱彌
Aya

CONTENT

おもしろ石川倶楽部 放送内容一覧

2021/06/12(土)放送

6月18日は「おにぎりの日」。この記念日が制定されたのは石川でのある発見がきっかけ。その手がかりが見つかったのが旧鹿西町、現在の中能登町。この町ではおにぎりにちなんだ催しやグッズ販売、おにぎりの使った町おこしを盛んに行っており「おにぎりの里」として親しまれている。「おにぎりの日」である6月18日は鹿西町の「ろく」をとって6月と毎月18日が「米食の日」であることからこの日に制定された。なぜこの町がおにぎりと深く関わりがあるのかというとおよそ40年前、水道施設建設のため旧・鹿西町を調査したところ、地中から弥生時代の土器や石製品そしてチマキ状の炭化した米の化石が発見された。調理されたり・形作られた米の化石は全国的にみても非常に少なく、見つかった当時は「日本最古のおにぎり」として話題となったことに由来する。

石川で、多くの県民に親しまれているお茶がある。それが「加賀棒茶」。これは琥珀のようなきれいな色が特徴で、葉の部分ではなく茎の部分を使ってつくられるほうじ茶。今では県内の人々に親しまれている加賀棒茶だが実はもったいない精神から生まれたお茶。お茶が高価で貴重な嗜好品だった頃、金沢のある茶商が、お茶を作る過程で捨ててしまう茎を有効活用できないかと考え焙じて安価な値段で売りだしたのが始まりとされている。当時はその深い味わいと独特な香り、そして庶民的な価格から大人気だった。そしてその製法が公開されると、瞬く間に県内に広がり、人々に親しまれるようになった。

現在の珠洲市を中心に作られ中世日本を代表する焼き物の一つが「珠洲焼」。能登を代表する伝統工芸だがその歴史はちょっと変わっている。珠洲焼は、なんと平安時代の頃から作られていて、14世紀には日本の広い地域で流通し、遠く離れた北海道でも使われてたが戦国時代に入ると突如としてその姿を消した。その理由は今でもよくわかっておらず長年「幻の陶器」と呼ばれていたが、昭和51年に珠洲市や考古学者達の熱意ある研究によって当時の製法が忠実に再現され、およそ500年ぶりに復活。こうして、幻ではなくなった珠洲焼は、今では多くの陶芸家により製作され、「現代の珠洲焼」として新たな歴史を刻んでいる。

2021/05/22(土)放送

加賀百万石の城下町金沢。そのまちなかには至る所に用水路があり、大小合わせて55本もの用水があると言われている。中でも代表的なものを挙げると、まず金沢城の周りを囲んでいる辰巳用水。香林坊の裏通り、通称せせらぎ通りを巡っている鞍月用水。そして、長町武家屋敷に沿って流れていて、金沢で最も古いという、大野庄用水。このほかにも数多くの水路があり、街並みに潤いを与えている。古くから生活に恵みをもたらしてきた用水は、後世に残す価値があるとして1996年に「金沢市用水保全条例」ができ、用水の保全が進められてきた。

2021/05/15(土)放送

金沢市大野町。ここは江戸時代の歴史を色濃く残す、レトロな町並みが特徴の港町。この場所に当時の石川県をものづくりで支えた人物の大野弁吉がいた。弁吉は江戸初期に京都で生まれ、長崎で蘭学などの学問を学び、妻の故郷である金沢に永住、その後、様々な発明をした。彼が作った発明品は、からくり人形を始め、写真機やライター、時計など多岐にわたり、特にからくり人形は優れた名作が多くあった。そしてその技術は弟子たちを通じて、科学技術の発展に貢献し、弁吉はロボット技術の礎を築いた一人として名を知らしめることになった。

2021/05/08(土)放送

羽咋郡志賀町にある人気の観光スポット「能登金剛」。福浦港から関野鼻までの海岸線の付近一帯がそう呼ばれていて、険しい断崖絶壁や、荒波が作り出した変わった形の岩などをみることができる。そんな能登金剛の中でも一風変わったエピソードを持つのが、「義経の舟隠し」と呼ばれている入江。一般的に穏やかなイメージのある入江と違い、水路のように細長く伸びていて、周りを断崖絶壁に囲まれているのが特徴。源義経が奥州へ逃げ延びる際に立ち寄ったとされているが、日本海の波は激しく、舟を追手から隠す場所がなかったのでこの細長い入江に48隻もの舟を隠し、荒波と追手の両方から身を守り逃げのびたとされている。

2021/05/01(土)放送

金沢市長坂町にある「大乗寺丘陵公園」は、丘陵地帯の豊かな自然を復元・整備した金沢を代表する公園。広さはおよそ7万坪、上部、中部、下部と分かれているほど大きな公園。そんな大乗寺丘陵公園は梅、桜、アジサイ、椿など四季の移ろいを感じさせてくれる色とりどりの花木が見られることで有名。特にこの時期は公園下部のグラウンド周りにあるツツジが目を引く。その数なんとおよそ13000株でおよそ16500平方メートルの広い斜面に数え切れないほどのツツジが植えられている。

石川と富山の県境にある、倶利伽羅峠。かつて源氏と平家が戦った舞台として知られ、戦場の跡地は「倶利伽羅古戦場」と呼ばれ、周辺には源平合戦の史跡や祠、銅像など、たくさんの見所があるスポット。ここではかつてある有名な作戦が使われ、自軍を勝利に導いたという伝説が残っている。それが「火牛の計」と言われる奇襲戦法。現在の倶利伽羅古戦場には「火牛の計」の牛のモニュメントが作られており、迫力ある当時の一場面が再現されている。気になった方はぜひ足を運んで、歴史を感じながら散策してみてはいかが。

能登町で開催されるあるイベントのご紹介。地域住民の憩いの場として親しまれている「柳田植物公園」

ここは四季折々の花や植物が見れることで人気のスポット。そんな柳田植物公園を堪能できるイベントが「花回廊&柳田マルシェ」。今日から三日間、公園内でいろんな企画や展示が開催される大型イベント。もっと知りたいという方は「柳田植物公園」のホームぺージで。

白山比咩神社は縁結びの神様で有名な神社だがここで今月16日17日の二日間の間、開催されるイベントが「花しずめNight詣」。これは春先に疫病が流行するといわれ、これを鎮めるためにおこなわれる行事「鎮花祭」にあわせ、新型コロナウイルスの流行の退散への願いと、医療従事者の方々への感謝を込めて、神社をライトアップするイベント。鳥居・神門・外拝殿など境内各所が照らされるので、普段とは一味違った幻想的な空間が映しだされる。中でも神社本殿は時間によって赤や青、緑など様々な色に移り変わる様は訪れる人の心が引きつけられること間違いない。

2021/04/03(土)放送

金沢の中心街である「百万石通り」から一本入った場所にある静かで落ち着いた商店街が尾山神社前商店街、「尾山横丁」。ここは戦後の復興期にいくつかのお店が営業を開始したのが始まりの場所。1949年に建てられた長屋が現在でも残っており、色鮮やかなテントの並ぶ様子はレトロな雰囲気を感じる。一方で、ゲストハウスや着物レンタルなどの「今どき」な店も近年増えており、昭和と令和の新旧が混在する個性派の商店街。

金沢の観光名所からのアクセスもしやすく、街歩きにぴったりのスポット。気になった方は公式ホームページをチェックして「尾山横丁さんぽ」してみてはいかが。

白山市東二口地区には、およそ350年前から伝わる郷土芸能がある。それが人形浄瑠璃、「でくの舞」。人形浄瑠璃とは「でく」と呼ばれる木彫りの人形を、「舞い手」が操る人形劇のこと。「でくの舞」は文弥節と呼ばれる全国でも珍しい形式の人形浄瑠璃で、国指定の重要文化財にもなっている。しかし、どうして東二口地区に、人形浄瑠璃の文化が残っているのか。元々は、京都や大阪で流行っていたものを、村人が学んで持ち帰ったのが始まりとされている。この地区は周辺を山に囲まれた豪雪地帯で、冬場は農作業ができないため冬を屋内で過ごすために人形劇を演じ、楽しむことが根付いたといわれている。

石川県産として知られ、その凛とした姿や華やかさから県内外問わず人気となっている花が「エアリーフローラ」。

この花はアヤメ科フリージアの新品種で石川県が長年の歳月をかけ独自に開発した花。フリージアといえば黄色が一般的だがエアリーフローラはパステル系の薄い紫やピンクなど、中間色の花を咲かせるのが特徴。また開花の最盛期が卒業式や入学式シーズンと、重なっていることからキャッチフレーズは「旅立ちを祝う花」といわれ、卒業を迎える学生や新しく何かを始める人などに贈られることが多い。

珠洲市三崎町。ここには「珠洲」という地名の由来とも言われている場所がある。「急須」という漢字の須という文字を二つ並べて、須須神社。この神社の歴史は大変古く、紀元前、第10代天皇の時代に創建され、8世紀に今の場所に移転したと伝えられている。そして、この須須神社で面白いのが、神社の周りの林。普通、人里に近い林や森は植林や伐採、道の開拓や倒木の処理などで少なからず人の手が入るが、須須神社の林は8世紀のころから聖なる場所として大切にされてきた結果神社の境内約1万坪が、大昔からの自然な姿が残る原生林となっている。神社周辺の林のことを「社叢」と呼ぶのですが、須須神社の社叢は国指定の天然記念物にもなっている。

小松市は勧進帳の舞台として知られており、古くから歌舞伎の町として親しまれている。そのため歌舞伎にまつわる文化を感じさせるものがたくさんあるが、歌舞伎についてなど楽しみながら知ることができるのが「こまつ曳山交流館みよっさ」。ここは、曳山子供歌舞伎やお旅まつりなどの資料や映像を取りそろえたコーナーをはじめ、お旅まつりでしか見れなかった曳山の展示や日本文化を体験できるコーナーなど、様々な形で魅力を発信する施設。中でもおすすめなのが体験コーナーの「歌舞伎メイク」。ここでは顔を白く塗って赤で力強い線を描いた独特の化粧「隈取」をメイクすることができる。

七尾港に隣接して建てられているのが、「七尾フィッシャーマンズワーフ、能登食祭市場」。ここは「道の駅」や「みなとオアシス」にも登録されている人気の観光スポット。そんな食祭市場では現在、「雛人形展」が開催中。このイベントは地域団体が毎年実施していて今年で四回目の開催。施設内のモントレー広場にある階段を使い特設の雛壇が組まれ、飾られた雛人形の数は、およそ600体。コロナ禍というこの時節柄ということもあり、感染拡大防止を意識した、マスク姿をしたお雛様や、その横には地元の園児が作った疫病退散の妖怪、「アマビエ」の紙人形も飾られていて「はやくコロナ禍が収まるように」との願いが込められている。

石川県は江戸時代から美術、工芸が盛んな地域で県に指定の伝統工芸は36種類もあり、全国的にみても多い。昨年5月、コロナ禍で作品発表の場が少なくなってしまった作家のために、工芸品の展示会がオンラインで開催されたのが、「金沢市デジタル工芸展」。開催当初は作り手8人19作品の展示だったが、その後、分野の垣根を越えて金沢を拠点に活動する作家、職人が次々と参加し先月末の時点で作り手は423人、作品総数は1300点以上にもなった。閲覧回数も30万回を突破し、大規模な工芸展となっている。また、作品の画像だけではなく、制作の様子を撮影した動画も公開されている。

2021/02/13(土)放送

能登半島の内浦エリアに、恋人たちにぴったりのスポットがある。その名も恋の路と書いて、恋路海岸。この恋路という地名には由来がある。およそ700年前、深い恋仲となった2人の男女がいた。2人は夜になると人目を忍んでこの海岸で逢瀬を重ねていたが、そのことに嫉妬した恋敵の男に騙されて、男は海で命を落としてしまう。悲しみに暮れた女は後を追うように海に身を投げ出したというお話。この物語は長く語り継がれ、いつしかこの一帯を恋路と呼ぶようになったのだとか。現在の恋路海岸には伝説の2人をしのぶ銅像や、ハート型の「幸せの鐘」と呼ばれる鐘が置かれていて、ここから珠洲市の見附島までの3.5キロの海岸線は「えんむすびーち」とも呼ばれていて、カップルに人気の観光コースとなっている。

輪島市門前町。ここに国の登録有形文化財「總持寺祖院」がある。ここは日本仏教のおける禅宗の一つで、曹洞宗の大本山として開創700年にもなるお寺。そんな總持寺祖院ですが、平成19年に起きた能登半島地震の影響をうけ、境内の有形文化財17棟全てが被災した。その後、修復のために工事が行われてきたが、

昨年12月、14年の年月を経てようやく全ての修復工事が完了した。そして現在、開創700年記念に合わせ、修復完了記念として、回廊を使った珍しいイベントが開催されている。その名は「ワガサイロ 」。これは回廊に和傘を置き、その傘を灯りで照らすイベント。

2021/01/30(土)放送

能登半島は魚醤の「いしり」やひねずしなど、国内でも珍しい発酵食がたくさん生まれてきた。どうしてこんな発酵食が生まれてきたのかというと一つは能登の地形、気候。北陸特有の長い冬を越すためには保存食が必要となり、夏は高温多湿で、食品がすぐに腐ってしまうことから微生物の力で食品を発酵させる技術が発展した。そしてもう一つは能登の祭り文化。発酵食を作る際、四季折々に、この時期にはこれを漬けて、この時期にはこれを仕込んで、というサイクルがあるが実はこのサイクルはすべて『祭りの時に美味しいものを食べてもらうため』のもの。結果、能登の発酵食品は冬を越すためだけではなく、祭りをより潤わそうとする思いから珍しい発酵食が生まれた。

2021/01/23(土)放送

金沢市、兼六園のお隣にある「金澤神社」。金沢という地名の由来である、金城霊沢があることでも知られている神社。ここでは学問の神様、菅原道真公を祀っているということもあり、受験シーズンには合格祈願のために多くの人が訪れる。そんな神社の境内で人気を集めているのが、「夢牛」と呼ばれる牛の石像。この石像は金沢市出身の彫刻家、都賀田勇馬さんが戦前に奉納したもので、どっしりと座った牛の姿をしている。頭をなでると夢や願いが叶うと言われていて、夢牛を目当てに訪れる受験生や保護者の方も多い。金澤神社をはじめ、道真公が祀られている神社では牛は神の使いとされていて、なでるとご利益がある牛の像は全国各地の神社でみられる。

かほく市の特産品、紋平柿。この柿は柿の中では比較的大きく、肉厚でその弾力のある歯ざわりから県内外問わず多くの人から高い評判を得ている。農産地であるかほく市瀬戸町で毎年1月に、この柿にちなんだ風変わりな行事が行われているのが「柿の木いため」。これは地域住民が今秋の豊作を祈り、柿の木を鉈で傷つける行事で、まず区長が柿の幹を鉈で傷つけ 「なるか、ならぬか。ならねば切って燃やすぞ。」と 脅かしながら木に語りかける。そして木の精になりかわった子供たちが「なります。なります。」と木の周りをなんどか周り、最後は鉈で傷つけた箇所に木をいたわるようにぜんざいの汁ともちを塗りつけるというもの。

2021/01/09(土)放送

志賀町増穂浦海岸。白い砂浜と透明度の高い海が特徴の海岸。ここでは冬の季節になると「貝よせの風」と呼ばれる南風が吹き、色とりどりの小さな貝がらが浜に打ち寄せられる。貝がらの種類はなんとおよそ400種類以上にもなるとか。その中でも代表的なものが「さくら貝」。これは直径2センチほどの大きさで、淡いピンク色が特徴の小さな二枚貝。その美しさから、「幸せを呼ぶ貝」とも呼ばれていて、地域の宝物として昔から大切にされてきた。そんな「さくら貝」をテーマにした「さくら貝の作品展」がウェブサイト上で開催中。地元の事業団体が地域を盛り上げようと企画したイベントで、志賀町で暮らす方々が創作した作品45点を公開している。

「鏡餅」の色は全国的には白い丸餅の2段重ねがポピュラーだが、金沢周辺では紅白の鏡餅を飾る家庭が多い。なぜ、鏡餅が紅白になったのか?は諸説あるが、江戸時代には前田家に紅白の鏡餅が献上されていたそうでその文化が庶民の間にも広がったという。当時献上していた紅白鏡餅を再現し、毎年お正月に飾っている神社が金沢市天神町にある「田井菅原神社」。この神社で飾られる鏡餅は現存する古文書に基づいて作られ、大小52個のお餅が使われていて、作るのに必要なお米はおよそ340キログラム、高さは1.2メートルもある。また、色の順番が現代とは逆になっていて、白が上、赤が下となっている。平成9年に初めて再現したときには本物のお餅で作ったが、現在では諸事情から本物そっくりの蝋細工で再現している。

2020/12/26(土)放送

金沢市、長町武家屋敷通り。このエリアは、昔ながらの街並みに現代の生活が溶け込む風情を漂わせている。この通りの所々に高さ30cmほどの石が置いてあるがその名も「ごっぽ石」。このごっぽ石という名前は、雪の中に足が埋まる様子を金沢の方言で「ごぼる」といわれるコトから名付けられたそう。江戸時代は下駄が一般的に履かれていたが、下駄で雪道を歩くとだんだんと下駄の歯の間に雪が詰まってくるがその歯に詰まった雪を落とすために、置かれたのがごっぽ石。当時の人は歩いて踏み固まった雪をコーン!コーン!とぶつけて雪を落としていた。

加賀市潮図町に雪、氷をテーマにした全国的にも珍しい科学館がある。その名も「中谷宇吉郎 雪の科学館」。雪の結晶をイメージした六角形が特徴の建物で世界で初めて人工的に雪の結晶を作ることに成功した物理学者、中谷宇吉郎の功績を記念して建てられた。その中でもおすすめなのが、雪や氷に関する実験体験。雪の結晶を顕微鏡でみてみたり、冷凍庫の中でダイヤモンドダストを再現してみたり、氷のペンダントを作ってみたり…美しく、でもちょっと不思議な実験を見ることができる。そして、今年は中谷宇吉郎生誕120周年にあたり、その節目を記念して、いろいろなオンラインイベントを開催している。

2020/12/12(土)放送

小松市では、県内であまり見ることがない珍しい植物が栽培されている。それが「小松イ草」。イ草は西日本を中心に広く分布しており、針のような茎が特徴の植物。基本的に暖かい地域で栽培される植物だが、その中でも小松市は、最北端の生産地にあたり、「雪国のイ草」として知られる小松イ草は他の県で栽培されるものとは違ったある特徴がある。それは、一年を通して気温変化が激しい北陸の環境で栽培されることで、茎は分厚く弾力があるものになり、より丈夫で、青々と輝く美しいイ草ができるというもの。しかし沢山あった農家も、今では1軒だけとなっており小松市は、小松イ草を多くの人にPRするため、「イ草拡大プロジェクト」を実施している。

金沢市武蔵町。ここはビルやホテル、飲食店など、様々な建物が立ち並ぶ金沢市の中心部ともいえる地区。そこに建つ大型ビル「めいてつエムザ」にひっそりと佇む神社が「武蔵住吉神社」。商売の神様を祀っている神社で、かつてエムザの場所にあった住吉市場を守る神様だったが、武蔵地区の再開発に伴い3階屋上にある現在の場所に移された。更にこのビルには、もう一つ神社がありそれが、9階屋上にある「武蔵稲荷大明神」。もともとは、めいてつ・エムザの前身となる「丸越百貨店」の企業内神社が由来なんだとか。全国でも珍しい場所にある神社で、地元に住んでいても意外と知らない人が多いスポットになっている。

12月1日から小松駅前で始まるのが、「こまつ80スクエア プロジェクションマッピング」。これは、小松市の市制80周年を記念して、小松駅の東口からサイエンスヒルズこまつまでの通路をプロジェクションマッピングで彩るというもの。愛称の「はちまる」には80周年の意味のほか、末広がりの「8」、「0」からスタートするという意味も込められている。縦70メートル、横10メートルと、日本海側最大級となる常設マッピングとなり、とても広い範囲で投影される。マッピングは日没から21:00まで、15分に1回ほどの頻度で行われる予定。

能美市は伝統工芸の九谷焼や歴史ある辰口温泉、能美古墳群など、豊かな歴史を感じさせるものがたくさんある。そんな能美市の自然・歴史・民俗について総合的に学べることができるのが、「能美ふるさとミュージアム」、通称・「のみふる」。ここでは能美の誕生や自然、伝説や伝承など、5つのテーマで展示室を設けており、各テーマに沿った、展示物がおよそ数百単位で展示されている。中でも注目は、石川県指定文化財に選ばれている、「絹本著色 白山曼荼羅図」。白山比咩神社などを建てた大工から寄付されたこの図は、霊峰白山とその境域とを表した絵画で、白山開山伝説や白山にまつわる伝承が描かれていてここでしか見るコトのできない貴重な史料。

2020/11/14(土)放送

河北郡津幡町河合谷地区。ここに、「禁酒」とかかれた石碑がある。これは、およそ100年前に、河合谷の村長であった森山忠省さんが、村をあげての「禁酒」に取り組んだ際に作られたもの。大正15年、河合谷の小学校は老朽化し改築費に4万5千円、現在で4億円ものお金が必要になったがそんなお金はなく、どうにか工面しようと考えたのが森山村長でした。彼は、当時の村の人口1500人ほどが、1軒あたり1年間に、およそ25万円以上の酒代がかかっていることに目をつけ、村の人たちと話し合い村全体で禁酒し、酒代を貯金して、小学校の改築費にあてることになり、その後、村の人たちは毎日酒を飲んだつもりでお金を一定額以上貯金しつづけたことで、改修費用を工面することができたという。

2020/11/07(土)放送

石川県能美市。この地域で栽培されているブランド山芋が「加賀丸いも」。これは能美市・小松市で栽培される特産品で、男性の握りこぶしほどの大きさの丸くて大きな山芋。この山芋は「伊勢いも」の一種といわれており、その昔、とある人が伊勢へお参りに行った時に、その「伊勢いも」を食べたところ、とてもおいしかったため、家族にも食べさせたいと思い、この芋を石川県に持ち帰り栽培したのが始まりとされている。元々はデコボコした形だったそうだが、昭和9年に起きた手取川の大洪水により、土壌が変化したことから、次第に丸い芋が育つようになったとか。その結果、今では能美市と小松市の中でも一部エリアだけでしか作れないという、オンリーワンの山芋になった。

2020/10/31(土)放送

珠洲市宝立町。ここは空海が修行した伝説が残る地といわれ、ゆかりのスポットが7ヵ所もあるが、今日はその中の1つ、見附島に関する伝説をご紹介。この島の名前の由来は、その昔空海が密教という教えを学びたいと中国にわたり、そこで厳しい修行を終え、師匠からもらった3つの法具を携え日本に帰国しようとしたところ、空海に嫉妬した中国の僧侶達が法具を奪い返そうと海岸まで追いかけてきた。空海は法具を取られないよう、とっさに日本側の海に向かって法具を投げると、3つの内の1つが珠洲市の宝立町あたりに飛んでいきその後、法具を探す旅に出た空海は、沖合でお経を唱える声を聞き、その声に従って船をこぎ寄せたところ、小さな島を見つけた。このときに空海が立ち寄った小さな島が最初に目に附いた島だったことから「見附島」と呼ばれるようになった。

2020/10/24(土)放送

石川県が誇る名園、兼六園のすぐ近くに、明日25日からオープンする美術館が「国立工芸館」。この施設は日本で唯一、国が運営する「工芸」を専門とした美術館で、東京都にあった東京国立近代美術館工芸館が、地方に移転することになり、日本海側初の国立美術館として石川県に作られることになった。そのため、工芸館が所蔵する作品およそ1,400点とあわせ、1,900点以上の美術工芸品が東京から移された。国立工芸館、実は新しく作られたものではなく、金沢市内に2つある洋風建築の国登録有形文化財を移築し、過去に撤去された部分や外観の色などを復元して活用している。

2020/10/17(土)放送

能登で運行している観光を目的に作られた2両編成の列車「のと里山里海号」。外観は日本海を表したような深い青で美しく、内装もとてもゴージャス。車内には、能登地方を代表する伝統工芸品が随所に飾られていたり、ワイドな車窓やゆったりとしたコの字型の座席や、運転席横にある前方の広い範囲を見られる座席など、 観光に特化した工夫がたくさん施されている。また、2つの車両はそれぞれ、シートの色が青色とオレンジ色に分けられているので、乗る車両によって違う雰囲気を体験することができる。

2020/10/10(土)放送

小松市では人気の散歩スポットの「木場潟公園」。ここで今話題になっているのが、今年の9月から運行が始まった「木場潟 流し舟 乗船体験」。使われている船は、もともと加賀市の旧大聖寺川で、14年間使われてきた流し船だが、そこでの運行が廃止された際に小松市が2隻を譲り受けたもの。全長8mあるこの2隻の舟はきれいに整備され、それぞれ「はすの花嫁丸」、「花しょうぶ丸」と名付けられ、舟の表面にはその名にふさわしく、ハスの花やハナショウブが描かれている。船に乗らずとも、屋形船を眺めたり写真に収めたりという楽しみ方もできそうです。

七尾市の和倉温泉。ここで10月1日から開催している、この季節ならではのイベントがあります。その名も「和倉温泉ハロウィンスイーツフェア」。このイベントは、和倉温泉街にあるいくつかのお店が作ったハロウィン仕様のオリジナルスイーツを楽しむことができるイベント。提供されるスイーツは能登カボチャをふんだんに使ったジェラートや、かぼちゃのマフィンをハロウィンデザインのカップで焼き上げたハロマフィンなど、どのスイーツもお店ごとに創意工夫が施されている。さらにスイーツ購入者は「トリックオアトリート」の合言葉をいうと、和倉温泉のPRキャラクターわくたま君が描かれたハロウィンあめがもらえるが、なくなり次第終了なので、ほしい方はお早めに。

2020/09/26(土)放送

金沢に関する謎解きをしながら仮想の旅行体験ができるオンラインサイト「金沢謎旅」。スマートフォンやタブレット端末、パソコンからアクセスできるこのサイトでは市内の名所、グルメ、スポーツなどに関する謎が写真や動画を交えて出題され、謎を解いていくことで金沢の文化や風土を知る事ができる。実際にやってみると「なんだ結構簡単じゃないか」なんて思ってしまいそうだが、2〜3問目あたりから早々にメモと筆記用具が必要になるという、本格的な謎解きに仕上げられている。すべての問題を解き終えるには一時間ほどかかるが、中断や再開も自由。やりごたえ抜群の問題で解けたときには爽快な気分を味わうことができると評判も上々。

2020/09/19(土)放送

かつて金沢城の西側に位置し、江戸時代に玉泉院丸庭園と尾山神社を結ぶ出入り口として使われた鼠多門と鼠多門橋。城内最大規模の木製の橋で、明治期に老朽化や火災により消失したが今年の7月、金沢城の復元事業によっておよそ140年ぶりにその姿を現した。これにより、武家屋敷跡から、尾山神社、金沢城公園、兼六園を通って本多の森公園に抜ける、およそ2キロの「加賀百万石ルート」が誕生し、市内中心部の観光名所を効率よく巡ることができるようになった。そんな鼠多門の壁は、レンガを敷き詰めたような、海鼠壁となっている。普通は白の漆喰で仕上げられるんですが、鼠多門は黒い漆喰が施されているのが特徴で、城郭建築では全国で例がない、とても珍しいもの。

2020/09/12(土)放送

石川県加賀市。この地域には住む人にとっては、ごくごく当たり前のものだが、それ以外の人には、驚かされるものがある。それが「加賀の赤瓦」。金沢や能登の伝統的な屋根瓦の色は「黒」だが、加賀はその呼び名の通り「赤い瓦」。この瓦は光沢のある瓦で、約1300℃の火で焼かれており、雪や凍結に強く戦国時代末期には城郭建築で使われ耐久性も非常に高く、今でも古い家の屋根には数百年前の瓦が乗っている。現在は同じ種類の赤で統一されていますが、昔の瓦は職人さんの手で焼かれており、一枚一枚の色が少しずつ違うので、もし違う色合いの赤を見つけたらそれは数百年前に作られた瓦かもしれない。

2020/09/05(土)放送

神社に行き、御朱印を押してもらう「御朱印帳」ではなく、これの鉄道版、その名も「鉄印帳」。指定された「駅」で押してもらうことができる印章。全国にある40の地方鉄道を盛り上げ、もっと地方旅を楽しんでもらおうと企画された。この鉄印帳、石川県では金沢駅IRお客さまカウンター、または津幡駅の窓口で購入することができる。そして購入した「鉄印帳」を持って駅の窓口へ行き、そこで乗車券の提示と記帳料を支払うことで各鉄道会社のオリジナル印、「鉄印」がもらえる。鉄印は全部で40種類。北海道から福岡県まで全国のいたるところで鉄印をもらうことができ、石川県ではIRいしかわ鉄道と、のと鉄道の2つ。

「能登まるごとスマホdeスタンプモバイルラリー」。これは紙にスタンプをおして各地を巡るものとは異なり、スマートフォン上にポイントをためていくという、タッチレスのスタンプラリー。専用サイトに登録し、対象スポットに訪れGPS機能を使ってポイントを獲得。そのほか一部の商品購入や入場など有料のチェックポイントは、スタッフが提示するQRコードを読み取ってポイントを獲得するスポットもある。対象となるスポットは、能登地域の観光名所や温泉、食事どころ、道の駅など全部で86カ所。もらえるポイントは3〜10点と場所によって異なり、訪れにくい場所ほど多くのポイントをもらえる。

2020/08/22(土)放送

「毎月22日」は、老舗のおでん店やかまぼこ店が協力して「金沢おでん」を知ってもらおうと制定した「金沢おでんの日」。熱いおでんを食べるときに「フーフー」と息を吹き掛けることから、語呂合わせの22日が「金沢おでん」の日になったとか。金沢おでんは魚介ダシをベースにした京風の薄味で、上品なうまみが特徴。他の県のおでんより、甘口であっさりしているので夏にもぴったりの料理。とはいえ、金沢で食べられるおでんはすべてが「金沢おでん」と言うわけではなく、金沢おでんにはきちんと定義があり、車麩や赤巻、ふかし、バイ貝、金沢銀杏を使ったひろず、源助大根などの加賀野菜といった金沢独特の具と、各店舗が大切にするだしを用いたものが金沢おでんと呼ばれる。

金沢市笠舞にある「猿丸神社」。ここは百人一首で有名な歌人・猿丸太夫を祀る神社で、市街地の中でも木々があふれている。そんな猿丸神社が「丑の刻参り」という呪いの願掛けに使われていたのをご存じでしたか。丑の刻参りというのは、7日間深夜に誰にも見られずに行うもので、頭にろうそくを着けて白装束をまとい憎む相手に見立てたワラ人形を五寸釘で木に打ち込んで呪うというもの。見てしまった人は最後とも言われるなんとも怖い儀式で、この猿丸神社の境内には大きな杉の木があったが、杉の幹は軟らかく五寸くぎが入りやすいため、呪いの願掛けにもってこいの木だったとか。しかし近年では、杉の木も伐採され切り株だけになり、丑の刻参りは人に見られると成就しないということから今では儀式を行う人がいなくなった。

2020/08/08(土)放送

志賀町にある「増穂浦海岸」。桜色の小貝が打ち寄せることで有名で日本小貝3名所の一つといわれている。そんな増穂浦海岸に、新たなアクティビティとして登場したのが「8サンドバギー体験」。「8サンドバギー」とは水陸両用車として消防や自衛隊等で使用されることもある乗り物で、左右に4輪づつ、計8つのタイヤがついており、これに乗って砂浜を走り抜ける。砂浜を疾走するバギーから能登の里浜の雄大な光景と風を全身で感じることができ体験時間はおよそ15分。小学生以上なら一度に最大5名まで乗車可能。運転はガイドさんにお任せなので、初めてでも安心して乗ることができる。

2020/08/01(土)放送

金沢で高貴な色といえば「群青色」。これは紫がかった深い青色。どうして金沢だけ青?と思うかもしれないが、そのルーツは、加賀藩13代藩主の前田斉泰が建てた「成巽閣」にある。 1863年、当時ヨーロッパでは、世界で最も美しい群青色とされた天然鉱石ラピスラズリそっくりの合成顔料が発明されたばかりだった。合成とはいえ、当初は金より高いと言われていた顔料を前田家が大胆にも、成巽閣に取り入れた。それもかなり色鮮やかな群青色。そんな群青色が使われた壁は、金沢には「成巽閣」の「群青の間・書見の間」と金沢市指定文化財でもある「辻家庭園」の「群青の間」、この2つの場所で見ることができる。ちなみに、北陸新幹線のグリーン車の座席や床も「群青色」をモチーフにしている。

2020/07/25(土)放送

小松市にある木場潟公園。市民の憩いの場となっているこの公園で今の時期注目されているのが、池一体に咲くハスの花。午前五時ごろに咲き始め、午前中いっぱい楽しむことができます。そんな木場潟のハスには色んな伝説が残っている。三百年前、小松の日末町に住む娘が木場町の富豪に嫁ぎ、娘の親が日末町にあるハス池から木場潟まで、穴を掘りその通路を通って毎日娘に会いにきていたというお話。こうしたハスにまつわる伝説が残るも、100年以上前に一度なくなってしまったハス。そんな「伝説のハス」をもう一度木場潟に復活させようと、地元住民らが20年以上前から水質浄化に取り組み、公園内に日末町のハスを株分けし、四年前にはハス池にも移植し、昨年ようやく群生地として復活させることができた。

2020/07/18(土)放送

金沢市のひがし茶屋街のすぐ近くにある卯辰山寺院群。その中にある「光覚寺」とこの寺へと続く「あめや坂」には、こんなお話が伝わっている。とある日の夜、「あめや坂」にある飴屋に1人の女性が飴を買いにやってきた。夜中であったため、店主はしぶしぶ店の戸を開け飴を渡したが、次の夜も、また次の夜も…と、毎日決まって皆が寝静まる時間帯に飴を買いに来るようになった。それを不思議に思った飴屋の店主は、ある日こっそり女性のあとをつけるとその女性はあめや坂を上がり、光覚寺へと進み境内の裏にある墓場のあたりで不意に消え、間もなくして、赤ちゃんの泣き声が聞こえ始めた。店主はあわてて、住職のところに駆け込みことのいきさつを話すと住職はその幽霊は、最近亡子どもを身ごもったまま亡くなった女性だと、見当がつき翌日、その女性の墓を掘り返してみると、棺桶の中から女性の亡骸と手に飴を握った元気な赤ちゃんが見つかった。女性は棺桶の中で生まれた子どもを何とか救おうと幽霊になって、あめを買いに行き、赤ちゃんにあげ続けていたというわけだった。

能登半島北部に位置する「能登町字越坂」。日本百景にも選ばれている九十九湾に面するこの地域に新しくオープンした施設が『イカの駅 つくモール』。小木の特産品であるスルメイカや九十九湾をPRする能登の情報発信拠点となっている。このイカの駅でまず目を引くのが、九十九湾を一望できるレストラン。店内には水槽もあり、イカが泳ぐ様子を見ることができ,もちろん「イカの駅」のレストランというだけあって、スルメイカを使用した能登の郷土料理に加え、新鮮な船凍イカなどの料理を食べることができる。ほかにも、イカバーガーやイカ墨ソフトなど、ここでしか味わえないカフェメニューも。なお現在は盛況につき、レストランの入場には当日配布される整理券が必要とのことですので、お出かけ前にはHPのチェックを。

金沢市無量寺町にできた新スポットが「金沢港クルーズターミナル」。その名の通り、金沢港へ来たクルーズ船が停泊できる施設だがそれだけでなく、訪れた人も楽しめる要素がたくさんある。まずは、建物に入ってすぐに目につくのが、正面にある2本の柱。この柱には輪島塗や加賀友禅といった石川の伝統工芸が施されており、それぞれ「海」をテーマにした作品になっている。そして2階の「金沢港まなび体験ルーム」は、ジオラマやクイズなど金沢港について学べるスペースとなっている。なかでも人気なのが「金沢港操船シミュレーター」。大型客船を自分で動かして、クルーズターミナルまで誘導する操船体験ができる。このほかにも、金沢港全体を見渡すことができる「展望デッキ」や、全面ガラス張りで、どの席からも海が見えるようになっているレストランなどがある。

地域によって絵柄が変わり、各地区の特徴が描かれているマンホール。それが「デザインマンホール」。なんとその数は県内でおよそ60種類以上。その中から一部をご紹介。まずは、輪島市河井町には「朝市」をイメージしたデザインのマンホール。野菜を売るおばあさんと海の幸を売るおばあさんが描かれている。次に金沢市のマンホールは、マンホールのイメージを払拭するような一面水色の蓋で、目を惹くものになっている。絵柄は伝統工芸の加賀水引と金沢金箔をイメージしており、伝統を重んじる金沢らしさを感じる。そして津幡町では、町の花「ツツジ」と町の木「マツ」、さらに河北潟に飛来するハクチョウが描かれたマンホール。この他にも一目見てそれとわかる各地の名物や観光名所などが描かれたマンホールがあちこちにある。

2020/06/13(土)放送

能登半島の中でも1年を通してお祭りが多いといわれる七尾市。ここに今月オープンしたのが、「和倉温泉お祭り会館」。ここでは、有名な「青柏祭」をはじめ、「石崎奉燈祭」、「お熊甲祭」、「能登島向田の火祭」のなど、様々なお祭りを展示やパンフレットなどで紹介しているが、中でも目を引くのが、天井高17mの展示空間にある「でか山」と呼ばれる山車。高さおよそ12m、重さはなんと20tもあるという巨大なもので、祭り本来の迫力を実感することができる。さらに施設内にある巨大スクリーンの前で、お祭りの雰囲気を疑似体験することができる。例えば、石崎奉燈祭ではスクリーンの手前に置かれたパッドの上で、映像の動きに合わせてステップを踏むと、巨大な奉燈が練り歩く様子を迫力満点の映像を全身で体感することができる。

名勝・兼六園。この園内に明治時代に造られ、その威厳ある姿から人々の注目を集めている日本最古の銅像が日本武尊像。この像は、明治時代に起こった西南戦争で戦死した、石川県士族の霊を慰めるために建てられたものといわれている。この日本武尊像、台座の下にはセメントなどを使わずに自然の石が積み上げられているが、今まで一度も崩れたことがない。その理由は、古くから伝わる「三すくみ」という言い伝えが。それは積まれた石の三ヶ所にはヘビ・カエル・ナメクジに似た石があり、この3つが互いにすくみあっているからというもの。つまり、ヘビはカエルを飲み込み、カエルはナメクジを食べ、ナメクジはヘビを溶かす粘液を出すとされ、互いに牽制し合っているため自由に動くことができなくなるというところからきていると言われている。

2020/05/30(土)放送

石川県の県木、それはアテの木。正式にはヒノキアスナロという名前だが、アテという名前は北陸地方で呼ばれている方言なんだとか。古くから能登地方で多く自生しており、能登ヒバと聞けば分かる方もいるかもしれません。その木目は滑らかで美しく、輪島漆器の素材や、建築材としても多く使われている。そんなアテこと、ヒノキアスナロ。アスナロという言葉には「明日こそヒノキになろう!」という、前向きな姿勢でヒノキを目指し、日々を過ごしているアテの木の気持ちが表されているとか。より高みを目指して走り続けるアテの木、この意味を知ると県木になったわけがわかる気がします。

2020/05/23(土)放送

古くから、日本の三名山の一つとされる白山。ここに伝わるとある習わしがあった。それは、山に登った人は必ずその頂に足にはくワラジを片方だけ置いてくるというもの。ではなぜ山のてっぺんに置いてくるのか?それには古くから伝わる昔話が関係している。その昔、二人の男が日本一高い山は富士山か白山かで言い争いになったので勝負をすることになり、各山のてっぺんに長い雨樋を架け渡しそこに次々と水を流した。白山側では、はじめは勢いよく富士山の方へ流れていったが、しばらくすると水がゆっくりと白山の方へ流れはじめたそう。それを見て慌てた加賀の人は、咄嗟に雨樋の下にわらじを差し込むと水の流れはぴたりと止まり、この勝負は引き分けとなった。それ以来いつからともなく白山に登った人は、高さで富士山に勝つために、必ずはいている片方のワラジを脱いで岩の上に置いてくるという習わしができ、御前峰の山頂には昭和初期まで、わらじの山ができていたそうです。

石川県小松市。この町の観光スポットを紹介したウェブサイトがある。それが「コマツアー サンロクマル」。このサイトは小松市内にある観光名所や施設を、360度ぐるりと見渡せる仮想空間で紹介し、その場にいるような感覚でバーチャル観光ができるサイト。スマートフォンやパソコンでアクセスし、簡単な操作をするだけで、那谷寺や木場潟公園のほか、航空プラザや粟津温泉のほか、料理屋さんの店内にあるお庭や個室までも見ることができる。いざ、操作をしてみると「行ってみたくなる」気持ちと「もうそこにいるような気分」の2つが見事に合わさり、実際に訪れる時とはひと味違ったなんとも不思議なワクワク感を楽しめる。

2020/05/09(土)放送

石川県能登地方では日本三大魚醬の一つといわれ、様々な料理につかわれている魚醬がある。その名は「いしる」。どんな料理にも合う優れものです。「いしる」は採れたての魚に、塩を混ぜ1年以上発酵させるというとても気の遠くなるような工程をふんでやっと出来上がる。「発酵」と聞くと「独特の匂いが…。」と思うかもしれませんが、「いしる」にはそんな臭みはほとんどなく、じんわりと広がる熟成された香りを楽しめます。さらに隠し味として数滴たらすだけでも、質の良い味わいに変化するので、とても使いやすい調味料。

2020/05/02(土)放送

石川県輪島市で古くから伝わり、長く歌い継がれてきた民謡、「輪島まだら」。母音の部分を長々と伸ばし、一句を10分ほどかけて勇ましく歌いあげるのが特徴。この歌、もともとは佐賀県にある「馬渡島」が発祥の地とされる民謡で、現在では結婚式などの祝い唄として歌われている。そんな「まだら」、佐賀県から輪島に伝わったのは、江戸時代を中心に栄えた「北前船」が関係している。日本海各地に伝わっていった「まだら」だが、現在でも受け継がれ、最も歌われているのが輪島まだら。中でも、他にはない「輪島崎まだら・あのり」というものがあり、これは祝い唄とは違って海上安全の祈りをこめた唄で、歌詞が5種類あるという特色がある。

2020/04/25(土)放送

石川県上安原村、現在の金沢市で生まれた高田久兵衛。全国に先がけて日本の土地改良に大きく貢献したと言われている人物ですが、初めてその名を聞く人もいるのではないでしょうか。彼は、それまで大きさや形がばらばらだった田んぼを碁盤の目のように四角く整理し、用水や排水が十分に行えるよう、改善を行った。その方法は、田と田の間に用水を造り、川上に水の取り入れ口を、川下に排水口を造ることで、田に均等に水の出入りができるようにしたもの。この方式は西ヨーロッパの土地改正をモデルにしており、後に「石川」と呼ばれ、田畑の整理方法として全国に奨励されることになる。

2020/04/18(土)放送

金沢市野町の妙慶寺。ここに伝わるのが、大小暦板のお話。大小暦板とは、八角形の板の表裏に大と小の字が彫ってある飾り物で、旧暦で月の日数を数えたとき、30日ある場合は大の字を、29日の場合は小の字を表にすることで火事から家を守ってくれるといわれているもの。そもそもどうしてこの板が火守りの板とされているのかは、ある天狗の伝説に関係している。昔、この寺の住職が、トンビをいじめる子供たちを見つけ、その子供たちからトンビを助けるとその晩、住職の夢枕に天狗が現れ、自分が助けられたトンビであり、何かお礼をしたいと伝えてきたそうです。しかし住職は「かわいそうだから助けたまで」とお礼を断ると、天狗は、「ではこのお寺を末永く火事からお守りしましょう!」と言い、八角形の板の表に「大」という字を、裏には「小」の字を彫り、手渡して去って行った。明け方、住職が目をさますと枕元に板が。昨晩の出来事が夢でないことがわかり、寺の柱にこの「大小暦板」をかけたそうで、以後、妙慶寺は周りで火事があっても、一度も燃え移ったことがなく今でも寺の柱に掛けられ、火災から守っているということです。

2020/04/11(土)放送

金沢三文豪の一人、「室生犀星」。金沢市千日町にあるお寺、「雨宝院」は犀星が幼少期から青年期までを過ごした場所で、ゆかりの品が展示されている。しかしそれとは別に犀星が大切にしていたもの、それが杏の樹。

犀星の小説や詩で、たびたびでてくる杏の木。そのモデルがこの雨宝院に残っている杏の樹と言われている。犀星は杏の美しい花を見たり、この実を食べたりすることが楽しみだったそう。そして千日町のお隣、金沢市中村町では、犀星ゆかりの杏が近くにあることから、学校や公民館などにアンズの鉢を置く「あんずスポット」づくりに乗り出し、現在は3カ所だが今後はさらに増やしていくそうです。

2020/04/04(土)放送

金沢市平栗。自然豊かなこの地区には、自然環境保全地域に指定されている「平栗いこいの森」がある。散策コースが整備されており、子供から大人まで、里山の自然環境を満喫できる。そんな「平栗いこいの森」は一年を通して四季の移り変わりを楽しめるスポットだが、今の時期は、カタクリの花が最盛期を迎え、赤紫色の花のじゅうたんが散策する人たちを楽しませている。他にも、ショウジョウバカマ、タチツボスミレなど、かわいらしい花を咲かせる植物がたくさんあるので、足元に注意しながら探してみてください。

2020/03/28(土)放送

鳳珠郡能登町真脇地区。自然豊かで心安らぐこの地域に、縄文時代を彷彿とさせる奇妙なスポットがある。

その名も「真脇遺跡」。ここは縄文人がおよそ4000年もの間、定住していたと言われている場所。そしていくつもの遺跡が次々と発見されたことで、縄文時代の生活を知るうえで大きな手がかりとなった場所でもある。そのためか、ところどころに縄文文化をテーマにしたユニークな土偶や灯籠など、様々なモニュメントが配置されており地元の住民や訪れる人たちを楽しませている。

2020/03/21(土)放送

「金沢市寺町台」。およそ70もの寺院が立ち並ぶこの地区に、お寺の門のようなものだけがみえる不思議な場所がある。実はここ、観光客や散策される方のための無料の休憩スポット。その名も「寺町鍾声園」。ただの休憩施設というわけではなく、中には日本庭園が作られている。歴史を感じさせる外観なため、昔からある場所のように見えるがこの地区の寺院の鐘の音が「将来まで残しておきたい日本の音」に選ばれたのを記念して、新たに作られた庭園。園内は回遊式の枯山水庭園という水を使わず石で表現した池を中心に、燈籠や石橋などが張り巡らせた作りになっている。

2020/03/14(土)放送

兼六園近くにある「金澤神社」。この境内には「金沢」の地名の由来になった場所である、「金城霊沢」と呼ばれる泉がある。どうして「金沢」と呼ばれるようになったのか。それにはこんな物語があった。その昔、加賀の国に山芋を掘って暮らしをたてている「芋掘り藤五郎」と呼ばれる男がいて、和子という妻と仲むつまじく暮らしていた。ある日、和子の実家から砂金が送られてきたが、価値を知らない藤五郎は、鳥を追い払うために、砂金を全て放り投げてしまう。和子はあきれて泣いてしまうが、藤五郎は、「あんなもの、芋を掘るといっぱい出てくるのに」と平気な顔をして言うので、和子は藤五郎と山に行き芋を掘ってみると芋のひげに何やら小さな粒が。近くの泉で洗うと水の中にキラキラとした金色の粒が沈んでいったため、芋についていた小さな粒は砂金だったとわかった。藤五郎が砂金の付いた芋を洗った泉が、「金洗いの沢」と呼ばれるようになり、それが金沢の地名の語源になったと言われている。

2020/03/07(土)放送

野々市市田尻町、住宅が多く並ぶこの場所に、ポツンと佇むように存在するそのスポットはガソリンスタンドの給油機のような見た目だがノズルからはなんと温泉が出てくるという「温泉水販売所」。その名も「温泉スタンド」。

操作は簡単で、100円を入れれば、スイッチ一つでおよそ100リットルの温泉が出てくるようになっている。もちろん持ち帰ることができ、用意する物は温泉水を入れるためのポリタンクのみ。ご家庭で使う際には、入浴剤感覚でこの温泉水を注ぎ足すのが一般的ですが、もちろんそのまま温泉として利用することも可能です。他にもポリバケツやプランターに温泉水と熱湯を入れ、足湯として楽しんだりもできる。

2020/02/29(土)放送

能登町木住地区にある木住神社で開かれるのが、鬼退治の春祭り「鬼打ち祭 花まつり」。毎年3月28日に行われるこのお祭りはおよそ400年の歴史を刻む神事で、その昔、能登周辺の村で田畑を荒らし人々を困らせていた「猿鬼」という化け物を、神様が退治したという伝説が由来。「鬼打ち」と聞くとなんだか怖い感じがしますが、即興の踊りと桃の花で鬼を追い払うという、とても面白いもの。どんなものが見られるのかというと、鬼の顔が描かれた的を宮司や氏子が手作りの弓で、矢を放ち射抜く、「鬼退治」や太鼓のリズムに合わせて参拝者へ餅のふるまい、そして鬼を退治した喜びを即興で踊る「花踊り」が行われる。

全国で使用されている、金箔のおよそ98%が金沢で生産されているが、江戸時代、徳川幕府が箔を取り扱う「箔座」を江戸に設置し、これ以外の各地で金・銀箔の製造と販売が禁止された時期があった。そんな中、金沢の町人であった越野左助という人物が様々な理由をもとに、箔打ちの許可を藩に願いでたが、それでも幕府から許可は下りなかった。そこで今度は江戸で作られた金箔を加賀藩内で独占販売する権利を求め、その翌年に江戸金箔の専売権を獲得し、この後も佐助は何年もの月日をかけ、幕府に働きかけます。そして20年以上経ってようやく、金沢に金箔製造が戻ってくることになった。

2020/02/15(土)放送

輪島市街地から北東に17km、珠洲市との境近くにある垂水の滝から町野川の河口までの2kmの海岸線が「曽々木海岸」。海と岩が織りなす自然美と豪快な断崖風景で知られ、硬い岩が波による侵食で、奇妙な形や複雑な模様の岩をつくり出している。国の名勝および天然記念物にも指定されている。そんな曽々木海岸のシンボルといえば、海に突き出た岩の真ん中に、直径2mほどの穴が開いた「窓岩」。その名の通り、ぽっかりと空いた穴がまるで窓のように見えることから名づけられた。写真スポットとしてのオススメは夕暮れ時。運が良ければ、なんと窓のなかに夕日がピッタリと納まった瞬間を見ることができる。

2020/02/08(土)放送

金沢市下新町にある「泉鏡花記念館」。そこで現在開かれているのが「鏡花百物語」という企画展。幻想文学の先駆けとして数々の作品を生み出した鏡花だが、彼は自他ともに認める「おばけずき」としても多くの物語を世に送り出している。また怪談会などを通して各界の「おばけずき」との交流を密にしたという鏡花。主な展示は、鏡花が大切にしていた小説を入れる箱、草双紙箱の他に、鏡花の怪談作品の直筆原稿や、鏡花が汽車の旅で描いたという「おばけ」のスケッチなどが書かれた、おばけ手帳といった、生活の一部だったものが並ぶ。
そして、鏡花の作品の朗読会や講座、一人語りなどイベントも開催される。

2020/02/01(土)放送

兼六園や21世紀美術館の近くにある石浦神社。金沢市最古の神社とも呼ばれており、縁結びのご利益があると言われていいます。そんな石浦神社に昨年末、新しいスポットが誕生しました。それが「101鳥居」。京都の伏見稲荷神社を思わせるような、次々と連なる鳥居が101基設置されている。鳥居の高さは2.5m、幅は1.7mで全長は50mあり、なかなか「くぐりごたえ」がある。鮮やかな朱色の鳥居は境内の木々の緑とのコントラストが魅力的で、夜にはライトアップされるなど、新たな撮影スポットとしてSNSなどで多く発信されている。そしてこの101鳥居は、上空から見ると、「人」の字のように鳥居が並んでいるのが、これは、人と人とのつながりを大切にしてほしいとの思いが込められている。

2020/01/25(土)放送

能登ではその里山里海で磨かれた選りすぐりの食品を、未来につなげる“「能登」の一品”として認定している。
そんな能登の一品にも認定されているのが珠洲市の「大浜大豆」。この大豆は、昭和30年代後半ごろまでは広く作られていたが、収穫時期や乾燥作業の手間などから、次第に栽培が途絶えていき、平成に入るころには「幻の豆」と呼ばれるようになった。しかし、平成14年に地元の有志の働きで特産品として栽培を復活し、大浜大豆を使った商品開発も進み、地元の道の駅「狼煙」で、大浜大豆と珠洲市の揚げ浜式製塩法でできた「にがり」を使った地豆腐を販売。甘みとコクの強さが人気を呼び、看板商品として地域に貢献している。

石川県はアイスの1世帯あたりの年間消費量が全国トップクラス。伝統文化が息づく中、実はアイスクリーム王国でもある。そんなアイスの国、石川に個性あふれるアイスがそろった通りがある。それが山中温泉にある「アイスストリート。2017年に誕生したこの「アイスストリート」は、商店街の各店舗でつくられるオリジナルアイスクリームを販売しており、その数は現在進行形で増え続け、現在は34店舗。カフェや和菓子店だけでなく、八百屋さんや酒屋さんでも、アイスが売られている。

能美市には国から文化遺産に指定された5つの古墳群がある。その中のひとつ、和田山古墳群の近くにあるのが「能美市歴史民俗資料館」。ここでは和田山古墳から出土した甲冑や槍、刀などをはじめ、焼き物の壺や、青銅の鏡など、4世紀から6世紀にかけて作られてとみられる品が多く見つかっているがそんな中、国内でもかなり貴重な品が和田山古墳から見つかった。それが「文字入りの須恵器」。「須恵器」とは日本で古墳時代から平安時代まで生産された陶質土器のことだが、これまで見つかっていた最古の文字入りの須恵器は6世紀ごろに作られたものだが、この和田山古墳で見つかったものは5世紀の終わりごろに作られていたものというところ。

2020/01/04(土)放送

金沢市鳴和町。ここの旧北国街道から脇道へ入ると、そこに現れるのが鹿島神社と鳴和の滝。この場所は勧進帳の中でも登場し、こんな逸話が残っている。安宅の関を抜けた義経一行は、この鹿島神社で休息をとったという。そこに、先の安宅の関で弁慶の行動に感銘を受けた富樫がやってきて、地元の酒を差し入れて宴会が始まり、宴の中で弁慶がほら貝に滝の水を汲んで飲み、「これなる山水(やまみず)の、落ちて巌に響くこそ、鳴るは瀧の水」と詠い、舞を披露したといわれ、この歌の「鳴るは瀧の水」から名づけられたのが鳴和の滝。

2019/12/28(土)放送

羽咋市滝谷町にある妙成寺。小高い丘の上に建てられており、北陸唯一の五重塔がお寺のシンボルとなっている。境内には、この塔を含む10棟もの建築物が国の重要文化財に指定されているという、見どころ満載のお寺。そんな妙成寺で年明け1日、2日に行われるのが、毎年行われている伝統行事、寒水荒行。これは新年の多幸を願うもので、日蓮宗の本山で厳しい修行を積んだ僧侶たちが、ふんどし姿で登場し、そこから「水行肝文」というお経を唱え、目の前に置かれた大きな樽から桶で水をすくうと、なんと勢いよく頭からかぶる。

小松市若杉町。自然がいっぱいのこの地域に建つ、ひときわ目立つモダンな建物、それが「九谷セラミック・ラボラトリー」。複合型の九谷焼の創作工房であるこの建物は、新国立競技場の設計などを手がけた、隈 研吾氏による設計。「大地と有機的につながるおおらかな平屋建築」というコンセプトのもと、たくさんの木材を活かした近代的な建物なのに、どこか伝統的なにおいも感じられるデザインになっている。この九谷セラミック・ラボラトリーの最大の特徴は施設内に製土工場があり、九谷焼の材料である陶石から、様々な工程を経て粘土になるまでを、ガラス越しに見学できること。

2019/12/14(土)放送

加賀の豪商といえば、「海の百万石」と呼ばれた銭屋五兵衛が有名だが、実は同じ時代に、それをしのぐ財を築いた商人がいた。それが木谷藤右衛門。戦国時代から金沢を拠点に、材木や米の廻船業を営み、江戸時代中期からは加賀藩の御用商人として木材、米、金融、北前船交易で莫大な富を築いたと言われている。その資産の物凄さは天保元年(1830年)の全国長者番付を見ると一目瞭然。東の横綱・江戸の三井家と並んで、なんと西の横綱に格付けされていた。現在、金沢市の銭屋五兵衛記念館では、「北加賀の海商たち」という企画展を開催中。木谷藤右衛門・銭屋五兵衛といった、海の商人について知ることができる。

2019/12/07(土)放送

能登半島の先端、里山里海の恵み豊かな奥能登・珠洲。そんな珠洲の暮らしや文化をそのまま味わえるお弁当がある。その名も「スズ弁」。道の駅すずなりで提供されているこのお弁当は、地元の食材と伝統料理を使い、珠洲の家庭料理をイメージして作られている。今売出し中なのが旬の味覚をふんだんに使った秋メニューの「スズ弁」。珠洲の塩を使ったエビの天ぷらや能登豚のいしる焼きをはじめ、季節の野菜の天ぷら、ミョウガの甘酢漬け、郷土料理「いもだこ」など、地元食材をふんだんに取り入れたメニューになっている。

羽咋市にある気多大社。ここは、2000年以上も前に創建されたと伝えられており、日本の最古の和歌集「万葉集」にも記載されている、歴史ある場所。そんな気多大社には「入らずの森」と呼ばれる聖域がある。江戸時代よりも前から加賀藩によって保護され、樹齢三百年から五百年の広葉樹が自生しているといわれている。古くから神域として信仰の対象となり、住民の出入りが禁じられ、宮司も大みそかの神事以外、立ち入ることはないという神聖な場所。そんな「入らずの森」ですが、来月1日から31日までの1か月間、天皇陛下の即位を記念し、特別に一般の人が足を踏み入れることができるようになる。

2019/11/23(土)放送

中能登町西馬場、ここにある小高い山、眉丈山を登れば、そこに見えるのは「雨の宮古墳群」と呼ばれるたくさんの古墳。この地域の古墳は36基あり、4世紀から5世紀にかけて造られ、最も高い場所にある1号墳は「前方後方墳」、長さがおよそ64メートルで、県内最大規模を誇っている。2号墳は「前方後円墳」で、1号墳の北東に、向き合うような形で作られている。そんな雨の宮古墳群は、全国でも珍しく、歩いて上まで登れる古墳。1号墳の一番上まで行くと能登地域の町を見下ろすことができるので山道を登って運動もでき、頂上ではきれいな景色が見られるので散策にもオススメ。

2019/11/16(土)放送

津幡町では、町内の資源を生かした町内産の品を「つばた認定ブランド」として全国へ発信している。そのうちのひとつ、「おまん小豆茶」の新茶が今年も発売された。なぜこのお茶が認定ブランドになったのか。それは、「おまん小豆」という名前につながる、とある伝説が残っているから。その昔、ため池の堤防が崩れ付近の田んぼが水没し、家まで流される大災害が相次ぎました。当時、家のお手伝いとして働いていたおまんという娘が、これを食い止めようと、人柱となり、それ以来、決壊はなくなったそう。農民たちはこの小豆に娘の姿を重ね合わせ、感謝を込めて「おまん小豆」と呼ぶようになったといわれている。

2019/11/09(土)放送

金沢卯辰山工芸工房 工房祭 『おまつり横丁』

「金沢卯辰山工芸工房」で今月24日に開かれるイベントが「工房祭 おまつり横丁」。毎年行われていたイベントだが、改修工事のため今年は2年ぶりの開催になる。メインは「体験横丁」という工芸体験。陶芸・漆芸・染物・金工・ガラスの、5つの工芸が選べる。例えば小皿に専用の絵の具を使った「絵付け体験」、漆のスプーンに針で絵をかき金粉で色を付ける「沈金体験」、ガラスでコップや一輪挿しをつくる「吹きガラス体験」など普段はなかなか体験できない工芸に触れることができるチャンス。当日販売のチケットを購入して、好きな工芸を体験できる。

11月10日、11日の2日間にわたって開かれるイベント。それが「白山鳥越そばまつり ~新そばまつり~」。道の駅「一向一揆の里」周辺で行われるこのイベントは、蕎麦どころ鳥越で、収穫したばかりの地元産そば粉を使った、打ちたて茹でたての美味しいそばが食べられる。解禁された新そばをいち早く食べれたり、いろんなお店が出店しているので、各店の新そばを食べ比べできたりするのもこのイベントの魅力。県外からの出店もあるので自分好みのそばを探してみてください。なかには、こんな組み合わせがあるのか、と驚くようなそばがあるかもしれません。

能登町岩井戸地区にある、岩井戸神社。ここに伝わるのが、猿鬼伝説。昔、このあたりで猿鬼という化け物が18匹の鬼を従えて、人々を困らせていたがやがて猿鬼の悪行は神々の知るところとなり、羽咋市気多大社の気多大明神と、輪島市大幡神社の神杉姫が退治しに向かった。猿鬼は岩屋堂という洞窟に潜んでおり、外へ出てきたところを、気多大明神の矢が猿鬼の左目を射抜き、慌てふためいた猿鬼はオオバコの汁で傷を洗うと、洞窟に逃げ込み出てこなくなったのでなんとか猿鬼を外へ誘い出そうと神杉姫が美しい十二単を着飾り、舞を披露すると、その姿みたさに猿鬼が出て来たところ名刀・鬼切丸で見事に退治した。そんな猿鬼の霊を慰めるために建てられたのが、岩井戸神社と伝えられている。

2019/10/19(土)放送

戦国時代、能登国の守護大名であった畠山氏が築いた城、それが七尾城。この城は七つの山の尾根にわたって造られており城域はおよそ252.6ヘクタールで東京ドームおよそ54個分と全国でも屈指の規模を有す。
「七尾」という地名もこの城がある七つの尾根から付けられたと言われている。そんな七尾城は山の上にあるので、麓から歩くと頂上までに1時間ほどかかるハイキングコースになっていて、一番人気のスポット本丸跡は、標高305mの位置にあり、戦国武将、上杉謙信が絶賛したことでも知られる眺望は、七尾城跡の魅力の1つ。

2019/10/12(土)放送

白山市白山町にあった加賀一の宮駅。ここはかつて、白山さんの表参道前に位置する駅として、多くの参拝者や通勤・通学に利用されていた。この加賀一の宮駅は2009年に、北鉄鉄道石川線の鶴来駅-加賀一の宮駅間の廃線に伴い、80年余りの役割を終えたがその後、地域のランドマークであった駅舎がなくなることを悲しむ多くの声が上がり、改修工事が行われ、今年に入って工事が完了し、手取キャニオンロード利用者の休憩施設として、また鉄道文化遺産・周辺観光の情報発信基地として、生まれ変わった。

輪島市にある、「日本航空学園 能登空港キャンパス」。12万平方メートルもの面積を誇る広大な敷地と、
世界最大級の施設・設備が充実したキャンパス。そんな学園で毎年秋に行われている学園祭、それが「航空祭」。10月12・13日と2日間にわたって開かれ、県内外から多くの人が訪れる。学園祭とだけあって模擬店やアトラクション、ダンスや吹奏楽など、学生たちによる企画がたくさんそろっていますが、メインはなんといっても航空祭ならではのフライトショー。アメリカでフライトショーパイロットと、エアロバティックフライトのインストラクターとして活動している、この学園の卒業生によるパフォーマンス。

2019/09/28(土)放送

金沢市にある俵芸術交流スタジオ。ここで、10月6日に開かれるのが「宝島フェス」。この宝島フェスとは、工芸体験やステージイベントなどを通じて親子の絆を深める目的で、毎年開かれているイベント。いつもは夏休みの時期に開催されるが、今年は暑さを考慮して秋の開催になった。この宝島フェスは、会場のいろんなお店を宝島にみたて、「遊んで、作って、楽しんで」、家族の宝物を見つけるというコンセプトの元、いろんな体験ができるようになっている。今年は交流スタジオが旧俵小学校の校舎であることから、テーマは「大人と子どもの文化祭」と称し、子供はもちろん、大人も楽しめるように企画されている。

七尾市、和倉温泉。ここの入江にかかる橋、渡月橋は夜になると街灯の淡いオレンジ色の光に染まる。そんな渡月橋を舞台にして行われるイベントが「和倉温泉ナイトワクランタンin渡月橋」。10月4日・5日の2日間開かれるこのイベントでは能登地方では初めて使われるスカイランタンを空へ放つ。午後8時からイベントが始まり、先着200名に、ランタンが無料で配布される。自分で飛ばしてみたい方は早めの来場がオススメ。そして午後9時、みんなでカウントダウンをして、一斉に空へ飛ばす。渡月橋とランタンの見事なコラボレーションが見られる瞬間。シャッターチャンスを逃さないように。

石川県加賀市と、福井県あわら市の県境近くに位置する鹿島の森。ここにはその昔、石川の神様と福井の神様が同時に「鹿島」を見つけ、取り合いのけんかになったので綱引きで勝負をすることにしたが、なんと1年もの間決着がつかなかったという伝説がある。勝利したのは石川の神様で、鹿島は石川県のものになったという。この逸話にちなんで加賀市とあわら市では、「越前・加賀県境綱引き」というイベントを毎年開催している。福井県側を「越前の國」、石川県側を「加賀の國」とし、2つの県にまたがる「越前加賀県境の館」前で綱引きが行われる。

2019/09/07(土)放送

9月6日から10月14日まで、小松市と能美市、2つの市が協力して行なわれるイベントが「KUTANism」。今年初めて開催されるこの「クタニズム」は、古代から脈々と受け継がれてきた思想・哲学のほか、さまざまな自然の恩恵、時代の価値観や美意識をかけ合わせ、“九谷焼”を世界に向けて発信することを目的とした総合芸術祭。主な会場は小松市の九谷セラミック・ラボラトリーと能美市の浅蔵五十吉美術館。ここで開かれているのが展覧会「九谷の現在」。これは360年以上にわたって受け継がれている九谷焼の魅力を解き明かそうと、2つの異なるコンセプトで構成する展覧会。

2019/08/31(土)放送

「どぶろく」とは米、米麹、水のみを発酵させ、もろみを濾さない濁り酒。そんな「どぶろく」と鹿島郡の中能登町は古くから縁の深い地域。全国に8万社ある神社のうち、どぶろく製造の許可を得ている神社は約30社しかなく、そのうちの3社が中能登町にある。この3社は江戸時代より前から神事用のどぶろく製造がおこなわれており、その歴史と伝統を現代まで受け継いでいる。こういった経緯を踏まえ、中能登町は、2014年に「どぶろく特区」の認定を受け、これにより町内全域で、「どぶろく」製造が可能となり、町おこしや特産品としての活用が進んでいる。

2019/08/24(土)放送

今日は石川の神社に残る雨乞いの伝説についてご紹介。まずは金沢市額新保の藪田神社にある「雨乞い石」。その昔、日照り続きで雨がまったく降らず、困り果てた村人がこの石をさすって泣いたところ、大粒の雨が降ったという。以来、霊験あらたかな石として藪田神社にまつられている。そしてもう1つは野々市市にある布市神社の「雨乞い石」。江戸時代にひでりの時に、この石を担いで町内を廻ると必ず雨が降ったことから、「雨乞い石」の名前がついたと言われている。

金沢市寺町、ここに7月26日にオープンしたのが、「谷口吉郎・吉生 記念金沢建築館」。谷口吉郎さんは金沢の出身で、東宮御所など数々の建物を設計した日本を代表する建築家。この施設はそんな吉郎さんの功績をたたえ、彼が設計した建築模型などを展示する建築博物館。建物は地下1階と地上2階建てでメインは2階の常設展示。吉郎さんの代表作である迎賓館赤坂離宮の和風別館「游心亭」の広間や茶室が再現されている。建物の中に別の建物の内部が再現されているというのはめずらしく、平らな天井と傾斜がある天井を組み合わせた独創的なデザインで、広間からはガラス越しに水を張った庭と、犀川が流れる町並みをみることができる。

金沢市の兼六園近くの文化施設エリア、通称「文化の森」。ここを会場に行われているのが「進め!出世街道 夏の陣」です。これは、さまざまな文化体験ができる小中学生対象のスタンプラリーで、文化の森でいろんな文化体験をしながらスタンプをためていき、そのスタンプが溜まると、どんどん出世して豪華記念品がもらえるというもの。スタンプ2個で足軽、5個で大将、10個で大名となり、15個のスタンプを集めると最高位のいしかわ文化将軍の称号を得ることができる。

2019/08/03(土)放送

津幡町河北潟干拓地にある「ひまわり村」。干拓地農業への理解と親しみを深めてもらうことを目的に1995年にオープンした。広さおよそ2.3ヘクタールもの敷地には、なんと35万本ものひまわりが植えられている。このひまわり村の人気スポットはたくさんのひまわりを楽しめる、全長1kmにも及ぶ巨大迷路。ひまわりの高さはおよそ1.8mから2mにもなり、大人でもすっぽりと隠れてしまうほどのひまわり畑の間を進んでいくもの。そしてひまわり村全体を見渡すには、展望台がお薦め。「近道」と書かれた案内板に沿って進めば、すぐにたどり着くことができま、たくさんのひまわりを一望できる景色はまさに絶景。

2019/07/27(土)放送

今日と明日の2日間、能美市の根上総合文化会館周辺を会場にして行われるのが「根上り七夕まつり」。
会場でまず目に付くのが、高さおよそ18mにも及ぶ2つの「ジャンボ七夕飾り」。直径2mの色とりどりのくすだまが円を描くように4段飾りで取り付けられている。この飾りを一目見ようと、大勢の人がこの場所へ足を運ぶという、まさにまつりのシンボルといえる存在。そんな根上り七夕まつりは楽しい企画が盛りだくさんある。

2019/07/20(土)放送

中能登町久江区。ここに、一本足の神様、「久延毘古」をまつ「久氐比古神社」があります。この久延毘古とは、日本の神話に登場する神様ですが、足が悪く、案山子のような姿をしている。歩くことはできませんが、そのかわりずっと世の中を見てきたので、天下のことはなんでも知っているという物知りな神様。その姿と知識から「田んぼの神」であると共に「学業・知恵の神」としても信仰されている。そんな、「久氐比古神社」では、この珍しい神社を観光の一つにできないかと考え、来月の8月4日に親子でかかしを作る体験型のイベントを初めて開催する。

2019/07/13(土)放送

石川の新しいお菓子文化を作りたい。そんな思いから生まれたのが、夏の和菓子「夜舟」。これは皆さんご存知の「おはぎ」と同じ和菓子のことで、春は「ぼたもち」、夏は「夜舟」と季節ごとに呼び名が変わる。その見た目はあんこや、きな粉のおはぎとは全く違う。今年は、どれも趣向を凝らしたバラエティ豊かな品ばかり19種類もの「夜舟」が完成した。